田村智子先生には、「アルフレッド・ピアノライブラリー」の取材でずっと昔にお話を伺うチャンスがありましたが、岩瀬洋子先生にはお会いする機会がなく、読譜セミナーがあるというので行って来ました。
読譜!!
困ってます、うちの娘(小学3年)。
「4歳のリズムとソルフェージュ」からはじめて、週に最低1回、気合の入った週は3−4回、つきっきりで課題を一緒にやってきました。気がついたらもう5年たっているのに、2冊目にあたる「5歳」が終わったのが、小学2年のとき。どうも思うように進んでくれません。私の教え方が悪いのかと落ち込んでいたこともありましたが、アメリカで教えていたほかの生徒さんは、どんどん進んでいたし。「リズムとソルフェージュ」のテキストが合わないというわけでもなく、何かのどに小骨が刺さるように、何かが、ひっかかっているような気がしています。
ということですごく真剣に聞いてきました。
3冊の導入用の読譜テキストがあって、それを解説するという内容です。
改めて、著者の田村先生と岩瀬先生の自由な発想は素晴らしいです。
「ケンとバン」は、表紙に2匹の犬がいます。ケンちゃんはお耳がふたつ(黒鍵2つ)、バンちゃんはお耳のあいだにたんこぶ(黒鍵3つ)。そして鍵盤をチョコアイスの棒が並んだように見立てて、黒鍵がないところは、チョコアイスを食べちゃったところとする。
すごすぎます。
これなら3歳児にも通じます。
こういうテキストを1990年、20年前に出していたんですね。
斬新すぎる!!!!
しかも使える!!!
「せん」と「かん」を学ぶ「せんかんブラザーズ」。
改めて、ドの次はレというのがわかっていても、ミの位置がレなんじゃないかとか、
せん と かん を指導しないとだめですね。
そしてそれ以前に、ドレミファソラシドという音名の配列が、案外ぐちゃぐちゃだったり、
あやしかったりするのを確実にするテキスト「ドレミファソランド」。
ドラミファソラシドという配列があり、楽譜には線と間があり、
鍵盤にもドレミファソラシドがある。
「楽譜を読む」というような複雑な工程を、3つに分割したわけです。
- 作者: 田村智子,岩瀬洋子
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果たしてうちの娘はどれが問題なのか???
よくわからない???
と思っていたら、この3冊を一緒にした小学生用のワークがあるそうで。
これをとりあえず一緒にやりながら、何がよろしくないのか、
調べていこうと思っています。
ピアノレッスンをバックアップする わかーるワーク 導入編(1)
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でもね、私も、よく考えたら、圧倒的耳コピ派で、読譜ってほとんどしないで
覚えて弾いちゃってたんですよね、小学生のころは。
まともに読譜ができるようになったのは、中学に入って、ソルフェージュのレッスンをはじめてから。
たいてい母に「レコードがないと、感じがわかんなーい」とかいってレコードを買ってもらって、
それを聴いてなんとなく覚えて弾いて、
かといって耳で覚えたものは完璧じゃないから、
「シソレソ」と「シソファソ」が入れ替わっちゃったりしていて、先生に問題の箇所に丸を書かれても
「楽譜でいわれてもねえ。どこのことなんだか・・・」ときょとんとしてるような子でした。
娘も私と同じタイプだったら、あまりすぐに読めるようにとムキになるのも
無駄なのかなあ。
ま、できる範囲で。