きょうは息子が一時預かりで日本の保育園に行っています。ブログも更新して、原稿書かなきゃ。
ふと気づいたんですが、3歳になったばかりの上の娘が、保育園に行った最後の日が、2月20日。ちょうど5年前でした。学習発表会みたいな劇に出て、きらきら星を英語で歌ってお遊戯して、それで先生たちとお別れしたのです。
今朝、また同じ保育園に息子を連れて行って、一時預かりでお願いしてきて、家に戻って、しーんと静かな中で、自分の仕事部屋に資料を広げ、CDを流しながら原稿を書いていると、「ついに、もとに戻ったんだなあ」としみじみしてしまいました。
この5年間、いったい自分は何をしていたんだろう?
- 作者: 山本美芽
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2009/01
- メディア: 単行本
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この本も出せたし、子どもはひとり生まれて元気に育ってくれている、上の娘も一生懸命英語を覚えてくれた。私も英語が多少はできるようになった。感謝しなければいけないのに、なんだか、がらーんとした、少し寂しい気持ちです。
たぶん、取材をしてそれを書くことが、思うようにできなかったのが、その原因なんでしょう。一方で、家にいてべったりと一緒に子どもを見ていたからこそ、子どもと自分のあらゆる面と向き合わざるをえなくて、それはつらいことでもあったけれど、知らないままで済ませていたとしたら、それも恐ろしいことです。
取捨選択だったのだと思います。限られたスペースにものが入りきらないとき、どうしても何かを処分しなければならないのと同じで。置いてきたものを振り返っても何もならない。前を向いて進まなければ。
それにしても、アメリカに行って、われながら、よくやったと思います。子どもたちを連れての飛行機移動に、海外引越し、不十分な英語で子どもを学校に通わせ、病院に連れて行き、お産をして、子どもに日本語の読み書きと英語を教えて、左ハンドルで車の運転もして、英語でママ友とのおしゃべりも何時間も粘ったし。数え切れない人の好意に甘えながらの綱渡りでしたけど。
きっと、渡米前よりは、少々のことでは動じない、困らない強さは自分に身についている…と信じたい。まだ、日本での再スタートは今日からだから、始まったばかり。あせらずに、一歩一歩、着実に、書いていきたいと思います。