音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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最後の旅行! サンディエゴまでドライブ(1)レゴランド

 今週はサンクスギビングで娘の学校がお休み。3泊4日でサンディエゴに旅行してきました。

 土曜日の日本人補習校を終えて、午後からハイウェイ5をひたすら南下。2時過ぎにサクラメントを出て、ストックトンフレズノベーカーズフィールドと何もないだだっ広いセントラルバレーの真ん中をひた走ります。夜の7時ぐらいに、ハンバーガー屋さんのイン&アウトに入ってご飯。そしてロサンゼルスの北に広がる山岳地帯に突入します。けわしくないんですが、ずーっと山道が続きます。もう少しでロサンゼルスが見えてくるサンタクラリタという街で、この日はドライブ終了。ホリデイ・インに泊まりました。

 サンタ・クラリタは、ロスからちょっと山に入ったかなり郊外なので、ホテル代も安かったです。ここにはシックスフラッグという遊園地があって、そこの目の前がホテルでした。シックスフラッグで遊ぶ家族連れを狙って建てたんでしょうね。

 私が住んでいるサクラメント近辺は、シエラネバダ山脈からの雪解け水がいつも豊富に川に流れてきているので水がおいしい。そこからロサンゼルスに行って思うのは、水が最悪にまずいということ。そして、このサンタ・クラリタの水は、ロス近郊だからまずいのかと思いきや、すごくおいしかったです。山の中だからかな?

 翌朝おきて、サンディエゴに向けて、午前中かけてロサンゼルスを横切ります。山越えが終わるとロスの街が一瞬ぱーっと見えます。そこからぐんぐん山を降り、グリフィス天文台やハリウッドの近くを通り、だんだん山がなくなってきます。そしてロスのダウンタウンの高いビルが見えてきます。でもビルなんて20棟ぐらいしか見えないような印象。数えてないですけど。ロス自体は大都会なんでしょうが、車社会で果てしなく広いエリアに広がっているので、東京に比べると、それにサンフランシスコと比べても、ぜーんぜん密度が高くなくて、ひろびろしていますね。

 さらにハイウェイ5をひたすら南下。山を越える前は2車線だったのが、なんと8車線ぐらいのすごい道路になっています。怖いー。こんなところ運転するのは大変だなあ。もちろん運転はすべて夫がやってくれていて私は助手席にいました。

やがてロスを通り抜けて、アナハイムのディズニーランドが見えてきます。ディズニーランドは…日本にもあるし、あまり我が家は関心がないので、行かないのです。さらに! リッチなエリアとして有名なオレンジ・カウンティへ突入。うーむ、ハイウェイ沿いの景色が特にセレブになったという感じはないなあ。まあこぎれいではありますね。

 さらに南下していくと、ついに内陸を突っ走ってきたハイウェイ5が、海沿いになります。米軍基地になっている荒野と山のあるところをずーっと走ると、そろそろサンディエゴの近くです。なだらかな丘にこぎれいな家が立ち並び、海を見下ろしています。休憩のためにレストエリアに入り、車から降りると、なんだかものすごく気持ちのいい空気!! 心地よい海からの風が吹いてきます。でも寒くない。暑くもない。こ、これが冬も温暖なサンディエゴの気候なんでしょうか。

 さらにハイウェイを南下。カールスバッドというサンディエゴの北にある町の「レゴランド」に到着です。1時ごろだったかな。大人2人と子ども1人、2歳は無料で、入場料が200ドル近く。た、高い…。でも、せっかくここまで来たんだし、気を取り直して払いました。この入場券で、中にある乗り物はすべて乗り放題。

 この日は午前中雨が降っていたせいか、日曜日なのにガラガラで、まったく待ち時間なしで乗り物に乗れて、子どもたちは大興奮でした。いろんなタイプの飛行機や、ゴーカートに、電車に、船に、コーヒーカップ系、ジェットコースター、消防車、などなど。わりと低年齢向けに作ってあり、アメリカの割には絶叫系のハードなものが少なく、それがよかったです。子供用の滑り台やツリーハウスなどを集めた公園みたいな場所もあって、そこで遊べたのも子どもたちにはすごく楽しかったみたいでした。

 大人の私は、レゴで作ったサンフランシスコの町並みやラスベガスのストリップが素晴らしくて大感激!

 サンフランシスコは、ゴールデンゲートブリッジもあるし、チャイナタウンの看板には漢字まで書いてあるし、ケーブルカーの乗り場もあるし、かわいいビクトリアンハウスもあるし、まあその本物そっくりなこと。これは芸術です、まさに。

 ラスベガスの町並みもすごい。私たちが泊まったベネチアンホテルがレゴで作ってありました。メインどころになる建物があるだけじゃなくて、ブルーマングループの宣伝をしている電光掲示板?? とか、駐車場ビルの上にあるエアコン室外機だとかまできっちりレゴで作ってあって、もう、絶句。すごすぎます。火山の爆発ショーのあるミラージュホテルもちゃんとあって、ちゃんと火山もあって、噴水がどばーっと爆発みたいに吹き出るようになっていました。パリスホテルのエッフェル塔も、ニューヨークニューヨークのホテルも。それにしても、本物のニューヨークと、ラスベガスに作ったニューヨークと、レゴランドのニューヨークと、3つ見ると、なんとも不思議な感じがしました。

 レゴの町並みは、ほかにワシントンとニューオーリンズもありました。こちらもすごいんですが、行ったことがにないので、どうすごいのか、よくわからないんですよね。やっぱり、実際に行ったことがある街のミニチュアを見るから面白いんだなあと気づきました。

 レゴビルダーというレゴでいろいろなものを作っちゃう職人さんがいるそうで、レゴビルダーの仕事場もガラス越しに見えるようになっていました。壁いっぱいに、レゴのパーツを色やサイズに分けた引き出しがあって、工房の真ん中には大きな机、そこに作りかけのレゴが置いてあります。

 いやーすごい。ただの模型とかミニチュアだと、こんなにワクワクしないんですが、自分の家にあるすごくシンプルなパーツのレゴを使って、あれだけのアートが作れるということに、なんだかワクワクしちゃうんですよね。うちにあるレゴでも、もっといろいろできそうだ、って思わせる力がある。

 そうそう、ピアノの曲の難しいすばらしい曲を聴いたときに、「これ、弾いてみたいなあ」と思えるあのワクワクした感じに似ています。他の楽器の曲だと、そういう選択肢はないですから、ただ「すごいなあ」で終わっちゃうんですよね。

 ミニチュアも、レゴで作っているから、「自分もチャレンジできるかも」という気持ちを駆り立てるんでしょう。

 これだけの町並みを見せられると、帰りにはクリスマス用のレゴのおうちセットを買っちゃいました。閉園の5時、真っ暗になったところで駐車場まで歩いていくと、隣近所にとめた車も、みんな帰り支度をしていました。

California Theme Parks - California Amusement Parks | LEGOLAND California Resort

買ったのはこれ。誰が作るんでしょうか。夫に作ってもらうしかないかなあ。

レゴ クリエイター・クリスマスセット 10199

レゴ クリエイター・クリスマスセット 10199