先週の日曜日、たまたま教育テレビでグルダ特集をやっていました。そこでちらっと流れたグルダの演奏に、異様なインパクトを受け、「なんなんだ、この音のきれいさとリズム感のよさは！」と、釘付け。テレビが終わってから速攻でアマゾンにCDを注文しました。とりあえず、モーツァルトのコンチェルトと、ベートーヴェンの皇帝コンチェルトの２枚。
最近、リズムって奥が深いよな〜と考えていますが、グルダのリズム感というのはめちゃくちゃ気持ちよくて、しかも音が研ぎ澄まされているので、いつまでもいつまでも聴いていたくなります。
そんなこんなでCDを聴いたりしつつも、「最短チェルニー攻略法」、ほんとうにまとまりました。あとわずかに手を入れたら、参考文献を直して、決定原稿データの完成です。分量は原稿用紙で、およそ２００枚ほど。ま、こんなもんでしょう。できたものを見直しつつ眺めると、なんでこれ１冊に７年もかかってんの？ 頭悪いんじゃないの？ とか思ったり、「よくもまあ、これだけ大勢の人とコンタクトをとって、本をいちいち買い集めて、売ってないものは図書館にコピーに行って、やったよなあ・・・」と思ったり。ほんとうに、全然面識のない方にいきなりファックスを送って取材をお願いしたりしてばかりでしたが、返事がこないことのほうが少なく、協力してくださる方のほうがずっと多かったなあ。かなり飛び込み営業に近いノリだったかも。
なにはともあれ、このテーマは絶対まとめるのだと決めていたので、ここまで来れてほっとしています。編集さんがこの決定稿でゴーサインを出してくれれば、６月には出ると思うんだけどなあ。
