・・・といっても体重の話じゃありません。本の原稿の話です。
ずっと書いている「チェルニーを最小限ですませる方法」・・・
ほとんど取材が終わって、原稿もまとまった。と思っていたのですが、出版社のアドヴァイスもあり、きびしい目で見直してみたら、・・・いろんな説明が、ちょっと多すぎると感じました。ダンボール５箱分ぐらいの資料がいま、書斎の床に転がってますが、この資料から引用したり要約した部分が、詳しすぎ、長すぎて、本題がぼやけています。
たとえば、チェルニーの弟子にリストがいて、チェルニーが三十一歳のときにリストがはじめてレッスンに来て、そのときの様子はどうのこうの、その後リストはパリで大成功して、老後はワイマールに隠居して、･･･長い! 長すぎる！！！！だからなんなんだ！？ チェルニーの弟子にリストがいて、リストの弟子にはピアニストが多く、それもあってチェルニーの練習曲はシェアが高かった。それで済むじゃん！！ 全部カットだー！！！！！
そのときは必死になって「ここも背景として触れないと」とかいって書いていた部分でしたが、いまとなっては、うっとうしく感じられます・・・。はあ。
･･･贅肉は落とさなければなりません。こういうときは、いちいち削っていても能率が悪いのは、わかっています。いさぎよく、新しいファイルを作って、使えそうなところだけ貼り付けるしかありません。
そんなことをここ一週間ぐらいやっておりまして、まあ五十枚ぐらいまで来たでしょうか。全体で二百枚ちょっとを目指しているので、う〜ん、まだ先が長いなあ。しかし、読み直してみると、ぜったいダイエット後のほうが、頭にスムーズに入ってきます。
秋には出せるかなあ。いや、出したい。どれだけ楽しんで原稿が書けるのか、まったくもって、勝負みたいな毎日です。
