音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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ドラムマガジン

 立ち読みですませるつもりが、結局買ってしまいました、ドラムマガジン。神保さんと則竹さんのインタビューもさることながら、ドラムセットの解説があまりに充実していて・・・。ふたりともヤマハを使っているのですが、則竹さんがバーチで神保さんがビーチ・・・ビーチとバーチ・・・まぎらわしい・・・なんていっているようでは、いけないよなあ。これで昔ドラムのレッスンに通ってなかったら、何がなんだかまったく読んでもわからなかったでしょうが、一応読み進められるので、あ〜お月謝払ったのも無駄じゃなかったのね、なんて思ったり。
 そういえばひとつ発見したのが、則竹さんのセットが、目線より下にすべてまとまっていること。以前は、ドラムで何をやっているのか必死に見ようとしても、シンバルに阻まれてよく見えなかったことが何度もあったような・・・。このほうがお客さんにとっては見やすくて助かるでしょう。
 ひさびさに買ったドラマガ。ドラムの楽譜なんて、真面目に見るのひさしぶり。広告に載っていたドラムパターンの教則本の譜例を見ると、「ファンクの基本形」の特徴は2拍目の裏の裏にスネアがプラスされていることなんだろうか?? 等々考えているうちに、両手両足のリズムうちを久々にやりたくなり、やろうとしたものの手足が動かない・・!!! ぎゃ〜!! 運動神経がさびついている(爆)。だけどドラム譜のリズムうちって、いつでもどこでも気が向いたときに練習できて、しかも上達に時間はかかるし、すごく面白かったことを思い出しました。
 ドラマガにあおられて頭がドラムモードに盛り上がっているところへ、T−スクェアの新譜「GROOVE GROVE」のサンプル盤が届きました。さっそく聴き始めたところ、昨年よりも16ビートの割合が増えて、サウンドもカラフルで、・・・なんだかカシオペアを語るときによく出てくるフレーズですけど、・・・どの曲も、非常にすんなりと頭に入ってきます。3曲目の河野啓三さんの曲が、なんだかハイテンションにみなさんがプレイヤー魂を爆裂させていて、めまぐるしく音符がかけめぐり、すごいことになっていました。カシオペアのスペースロードとか、ディメンションのBEAT#5級のスピード感。新しく参加したベーシストの森岡さんのフレーズ、はやい、は、はやすぎる・・・。でも確かに音がいい!! そして曲の最後のドラムがすごかった。ライヴハウスのドラムソロでは珍しくないですが、アルバムでこの手数の多さと激しさとテンションの高さは、ちょっとこれまでにないインパクトでした。
 今回も、一曲目からして安藤さんの曲がすばらしくて、それは「やっぱり・・・さすが」という感じですが、河野さんのアコピの演奏がちょっと和泉さんを思わせるリリカルな感じだったことに「おおっ」と驚いたり、さらには河野さんの提供された曲が、ジャズライフで安藤さんが語っていたように、まさに和泉さんの曲のような、アルバムのよいアクセントとなる存在感があって、ほんとに聴いていて楽しめました。
 ・・・こうなると、昔のドラマガにあった、1曲ごとのドラムについての解説が読みたくなるんだけど、今回は載っていないんだよなあ・・・。採譜でもしてみようかしら。