音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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ヴェネツィアのホテル

ヴェネツィアで泊まったホテルは、超豪華というわけではないのですが
14世紀の貴族の館だったという歴史ある建物でした。
ミラノのりつぎでヴェネツィア空港に着いたのは夜の9時半。
そこからバスに乗って、さらに街の入り口で水上タクシーの船に
乗り換えました。ボートは、薄明かりが見える館に両岸を挟まれた
真っ暗な運河を進んでいきます。途中、小さなアーチ型の橋を
いくつも潜り抜けました。そしてホテルの裏口に到着。運河から
直接ホテルの中に入ってしまったのです。ひぇ〜本当にヴェネツィア
来たんだぁーー!!!

1月の朝、うっすらともやのかったサン・マルコ広場です。

ホテルは、町の中心、サン・マルコ広場から歩いて3分という便利さ!
夜には寺院の鐘の音が聞こえてきました。日本のお寺の鐘より
かなり高い音だったような気がします。
部屋はバスルーム部分を除いて10畳ぐらい?
それほど広かったわけではありませんが、天井が異様に高かった。
5メートル近くかな。しかもヴェネツィアン・グラスの
繊細なシャンデリアがぶらさがっています。
ゴージャスなんだけどベッドだとか窓枠やたんすなど、
木を使った部分には年代モノ的な光沢があり、ぎしぎしいってて、
長年の湿気でやられてるんじゃないかという
感じでした。なんとなく、船の中にいるような雰囲気なのです。

朝になって、ホテルの玄関から外に出てみると、なんと正面はブルガリの
お店。タイムスリップした気分がちょっと現実に戻った感じでしたが、
当然ながら道幅は4メートルぐらいで、車は走っていません。
冬でシーズンオフだったこともあって、人もそんなに多くなかったので
街はものすごく静かでした。
車が走っていないって、こんなに静かで、すがすがしいものなんだ…と、
深呼吸をしました。

ここ↑は、サン・マルコ広場から海のほうに歩いていったところにある、船着き場。
ゴンドラが波にゆられてちゃぷちゃぷと静かな音をたてていました。