音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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さらに原稿書きは続く

毎日のように接骨院で疲労を回復し、なんとか「チェルニーをやらずに
すませる方法」の執筆を続けています。

ハンガリーのところはなんとか書きおわりました。ハンガリーの歴史
を見ると、他民族に蹂躙されてばかりだったのですね。
古代ローマやモンゴル(チンギスハンのころ)、トルコ・・・
そして第二次世界大戦でも負けてしまって。国を再建するのにあたって
自分たちの国のすばらしいものは、と見直したときにあったのが音楽
だった。そこで国をあげて音楽教育にとりくみ、コダーイ・システムという
ものすごいメソッドができて、あっというまに国じゅうに普及した
んだとか。ピアノ教育もそれと同じ流れにのっているんです。

ハンガリーの名門といえばリスト音楽院。ネットで検索したら
校舎の画像が出てきて、宮殿とまではいかないまでも、歴史ある
美しい石造りの建物。しかもリスト音楽院のホールっていうのが
また、それこそよくお正月にニューイヤーコンサートをやっている
ウィーンの劇場とか、ああいう超ゴージャスな内装。音大のホールが
あんなにゴージャスなわけ!? とビビってしまいました。
単なる音楽院の附属のホールというのではなく、国全体のホールとしても
素晴らしい場所として使われているのでしょうから、そのあたりは
日本でいえば芸大の奏楽堂が、サントリーホールみたいな感覚なんでしょうか。

さらにはリストについてもあれこれ読みました。180センチの長身に、
ブロンドのサラサラヘアが、鍵盤を弾くたびにバサバサとたなびいて…。
調べれば調べるほどホントにカッコよかった人みたいです。

アラウの弾く「超絶技巧練習曲」のCDを聴きつつ、
これをサロンでリストが弾いてたら、そりゃ、タバコの吸殻の奪い合いも
起こるだろうな…あ、私はちょっと気になりつつも奪い合いには負けそう
なので参加しないだろうけど。リストの愛人だった伯爵夫人は
美人のうえに教養がある女性で…そうか、教養ならば私も今からでも
勉強すれば多少は深まるかも、だけど教養だけじゃダメかしらね〜、
等々、妄想が広がりまくり(笑)。

だから、ハンガリーチェルニーは使われているのかどうか、を調べて
たんですけどね…(爆)。
さて、今日は頭を切り替えて、アメリカでチェルニーが使われているのか
どうかについて書くのでした。ではでは。