杜のホールはしもとに寺井尚子さんが来てくれたので聴きに行ってきました。
ずら〜りと男性ミュージシャンをサポートに従えて、拍手のなか登場する
寺井さんは、
スラリとして中肉中背、黒いノースリーヴに薄手の黒のタイトスカート。
きゃしゃな腕であめ色のヴァイオリンを構える様子が、なんとも
エレガント、そしてちょっとだけセクシーな雰囲気!
曲目は寺井さんのアルバムに収録されているものを中心に演奏されました。
しっとりとディープに歌い上げた「ひまわり」とか、
彼女の18番「スペイン」なんかが良かったです。
それにしても、飛ばす曲のスピード感と迫力はなかなかのもので、
バンドの皆さんとの息もぴったり。激しいキメをピタピタピタっと合わせる
様子は、ほとんどフュージョン・・・。
弾きっぷりの激しさゆえか、弓の毛がぶちぶち切れてました。
この激しさがあるから、しっとりと流れるように歌い上げる曲が
生きてくるのかな〜。
ヴァイオリンも良いな〜、と思ったのですが、寺井さんは
やっぱりジャズなんですよね。
骨太系なフュージョンがちょっぴり恋しくなってしまったりもしました。