それは、漫画の「ベルサイユのばら」と、「あさきゆめみし」です。
最近、もう一度読み返して、ハマってしまっております。
特に、ベルばらというのは、小学生のころにハマっていたのですが、
今になって読み返すと、あれこれ発見があるものです。
マリー・アントワネットが10代半ばでフランスに嫁いできて、
そんなお子様な年齢じゃ、さぞ訳がわからなかっただろうなぁ…とか、
子供のころは、オスカルという男装した女性が、女性に
モテているのを見て「ステキ！！」としか思ってなかったのですが、
慕ってくれるのはいいんだけど、こっちは女なんだよ…って思うんだ
ろうなあ〜とか。
ベルばらの作者、池田理代子先生は、20代なかば、わずか1年でこの
名作を書き、かたや「あさきゆめみし」の大和和紀先生は、１巻の初版が
1980年で、12巻が1992年だから、10年以上かけて描いたことになります。
最近、新聞やテレビで「経営のスピード化」だとか、「スピードが武器」
だとかいう言葉をきくにつけて、「ううう…早いところ次の本を書かなくちゃ」と、あせってしまう気持ちが出てくるんですけれども、
１年で描かれた「ベルばら」も、10年以上かかって描かれた「あさきゆめみし」も、どっちも私にとってはかけがえのない大事な愛読書！！！！
早くできようが、遅くできようが、いいものができることが一番
大事だ！！！ と、今日も自分に言い聞かせる私でした。ちゃんちゃん。
