音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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塩谷哲さんピアノ作品集!!

昨年の12月に発売されていた「塩谷哲ピアノ作品集」を、先日やっと買ってきました。
そう、これは、あのSALTさんの曲がピアノソロの楽譜になっているんです。昨年の11月に取材でお目にかかったときに、ちょうど校正だといって楽譜を広げていらっしゃったものを思い出します。

で、いざ譜読みをしてみると、…これは! やりがいがありそうだ!!
と思い、腕まくりをして、マジになって練習を始めてしまいました。
一番カッコよさげなのは「あこがれのリオデジャネイロ」。しかしこれは
譜面も真っ黒で、かなり大変そう。
もっと八分音符主体で、リズミックな、グルーヴの気持ちいい曲…

と、探していたら、譜面の冒頭にある「KEEP SMILING」がよさそう。
ということで、練習を開始しましたが、なんだかすっごく弾きにくい(爆)。

まずは、拍の頭が休符になっている部分が多い。そのかわり、4小節目の裏は、ほとんど大事な音符がある。それから、臨時記号が猛烈に多い!!!!!
拍の頭の休符と臨時記号の多さ、これって聴音のテストでみんなが困る2大要因なんですよ。うぉおおおお〜!! なんでこんなに白っぽい譜面なのに、こんなに難しいの(涙)

しかし、曲がまた、いいんですよ、これが。鼻歌っぽくて、ウキウキしてくるような感じで。ピアノを弾いているだけなのに、沼澤さんの気持ちい〜いドラムが聴こえてきそうな感じ。そして、3−2クラーべがいつも鳴っているような、どこかラテンっぽいリズム感。

これは絶対弾けるようになってやるううううう!!!!! と、ファイトが沸いてしまい…。3時間ぶっ通しで最初の2ページを弾いて弾いて弾きまくり。

右手練習、左手練習、メトロノームでも1,2,3,4拍目にそれぞれ鳴らすのと、2,4拍目に鳴らすのと、1,2,3,4拍目の裏に鳴らすのと、それぞれやって、またメトロノームなしでやって、それから今度はメトロノームをかけて手拍子を入れながら右手のメロディーを歌って。

この曲は歯切れがよく、ペダルを使いません。そのニュアンスを出そうとすると、最初は妙にフォルテのスタッカートみたいになっちゃっていましたが、気がついたらメゾピアノぐらいで軽やかに弾けるようになってきました。わ、こうなると、小粋な感じ!!

そんなこんなで、見開き2ページ分までですが、SALTさんの曲が弾けるようになって、ウキウキしているのでした。