音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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横山幸雄さん取材

ピアニスト養成ギプスの取材で、横山幸雄さんにお会いしてきました。
彼は高校からパリ音楽院に留学して、10年以上前にショパンコンクールで3位に入賞して、いまや日本のトップピアニスト。
横山さん、私と同学年なんですよ。なんだか妙に親近感を勝手に持っていたのですが、取材では私の知りたいことや問題意識についてちゃんと伝わったみたいで、非常に面白いお話が聞けました。

なかでも驚いたのは、「チェルニーはほとんど初見で弾いたことがある程度」というお話でした。しかも小学校のときですって!! 大学生になっても、初見どころか、譜読みだけで既に嫌気がさし、弾こうとしてもつっかえつっかえだった私からすると、いくらプロの音楽家のお話には慣れているとはいえ、びっくりしました。プロですからそれは当たり前といえば当たり前なんでしょうね。

横山さんは、原則としてたいがいの曲は初見で弾くのだそうです。初見で弾こうとして困った、という経験はほとんどないんだとか。あえていえば、現代曲で音が多いとちょっと・・・ですって。

いや〜こういう想像を絶する、ぶっ飛んだ話が聞きたかったんですよね。思わず心の中でガッツポーズをしてしまった私でした。