さて、先週は私、雑誌の特集の仕事があって、ダイレクトメールの作成と発送で1週間終わってしまいました。まるで内職をしているような気分でしたね。頭は使わなくてラクなんですが、文章が書けなくなってしまいそうで少々不安だったかも・・・。
慣れない作業で、なぜか目の下にはクマができてしまいました。
そんな訳で決してヒマだったわけではないのですが、そんなときに限って突然「スコーンを焼きたい!」という衝動にかられ、「スコーンの粉」を買い、生地をこねて、オーブンで焼いちゃいました。お菓子なんて作ったのは、4年ぶりぐらいでしょうか。
なんとなくお料理の本を見ていたら、おいしそうなスコーンの写真が目に留まったのが動機なんですけどね。
食べたいと思ったときに自分で作ったスコーンが、オーブンの中から甘い香りとともに焼けて出てきたときの感動といったら!! そして、スコーンを真ん中でふたつに割って、ジャムをつけて食べた瞬間の幸福感!!
プロが作ったもののほうが完成度は上かもしれません。それでも、このおいしさは、誰がなんといおうと、私にとっては世界一だわっっ!!!! と、しみじみ。
そしてハッと気づいたのです。ピアノの演奏だって同じ、って。
いくらプロが弾いてくれるものが素晴らしくても、自分が弾きたいと思ったときに自分がピアノで好きな曲が弾けたときの感動は、誰がなんといおうと、自分にとっては世界一なんですよね。
だから、ピアノを練習するのは、楽しいんだなあ。
スコーンをもぐもぐ食べつつ、熱いミルクティーを飲みつつ、
そんなことを考えた、秋のひとときでした。