きゃあああああーーーー行ってきました！ ソルトバンド！！！！ 六本木のＳＴＢ１３９！
会場にはなんとか６時に到着したところ、かなり前のほうに座れまして・・・指のうごきもばっちり背中方面から見えるし、さらになんと、音響をよくするためにピアノのふたをとってあったせいで、ピアノのハンマーの動く様子が非常にリアルに見えたのです。
オープニングは、新譜「ピアニズミックス」の１曲目。ド派手なイントロからはじまるあの曲です。これ、間近で演奏しているのを見ると、絶句しました。ラフマニノフかリストかって感じで、きらめくヴィルトゥオジティ！！ 輝くようにエネルギッシュで、パーカッシヴな、爆発的な音！！！！（要するにド迫力だったということなんですが）その生気あふれるグルーヴに、もう、魂がステージに吸い寄せられてたって感じになってしまいました。
・・・このオープニングにはじまり、この日の塩谷さんは、ピアニストとしての実力を存分に見せてくれたように思います。
こういう言い方をしていいのかわかりませんが、私は塩谷さん、ここまで超絶技巧な人だと認識してなかった・・・その超絶技巧ですが、速さとかダイナミックレンジの広さはもちろんですが、ピアノのタッチを巧みに操っている部分が、とくにすごかった！ マリンバも真っ青のパーカッシヴな音色でガンガン弾きまくって聴く者の運動神経にゆさぶりをかけたかと思うと、細い細い銀の糸に一瞬触れたかのような音色で、ライヴハウス全体の空気に薄いヴェールをかけてしまう。
プロのピアニストなら誰もがやっていること・・・ではありますが、塩谷さんの場合は、このパーカッシヴ系の音、ヴェールをまとった音、双方の音質が、聴く人をドキッとさせるほど、素晴らしいなあと思いました。そしてまた、その音色が曲とマッチしていることといったら！
