音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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整形外科の本に青ざめ。

ショパン」で、腱鞘炎特集をやろう! と思い立ち、もう3ヶ月以上も取材を続けています。そろそろまとめに入ることになり、腱鞘炎について、整形外科の専門書を調べてみようと、本屋さんに行きました。

いーーーーっぱい本があるのですね。手の解剖、なんて本もあるけど、なんで1冊1万円以上するの!!! でも、腱鞘炎について書いてある本は比較的多く、ピアノ以外でも、なる人は多いようです。

医学書・・・字はいいんですけども、図や、写真が出てくるんです。
図はまだなんとかなります。しかし、病気やけがをした「手」の写真・・・

本屋で思わず「そのページ」を開けて、ばっちり見てしまったあと、
貧血を起こしそうになり、その場にしゃがんでしまいました。
気を取り直して探し続けますが、見た瞬間にざーっと血の毛がひくような写真が、
つぎつぎに出てきます。

しかし、病気やケガをしている本人にしてみたら、気持ち悪いとか言っている場合ではない! ・・・あああ、でも、やっぱり、ダメ・・・・

見ても大丈夫そうな写真が載っている本を1冊買って帰りましたが。
電車に乗ってからも、まだしばらくフラフラしました。

どうして、こんなに気分が悪くなってしまうのでしょうね。
痛そうな写真、というのは、本能的に恐怖を感じるのでしょうか。

私は魚がおろせないけど、海の近くで生まれ育った友だちは3枚におろせるように、お医者さんになれば、慣れるものなのでしょうか。

こうして買ってきた本を読むと、腱鞘炎にもいろいろな種類があるのです。
「ばね指」っていうのはグーパーするときに、指に違和感があるものだとか。
腱を包む「さや」が「腱鞘」なのですが、これには潤滑液が流れているので、ホルモンの影響を受けやすいとか。非常に興味深いです。

それはいいけど、1冊資料を揃えるのに、こんなにしんどかったのは、さすがに初めてでした。ああ、慣れねば・・・。