音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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連休にハマった「ライヴについて考える本」(1)

さてさて、連休も終わりましたね。
私は連休の前半は締め切りが残ってしまって休めず。
後半になってやっと休みがとれました。

実はですね、連休の間に、花伝書っていう本を読んでみました。
4月の末に取材したピアニストの遠藤郁子さんが、インタビューの中で「初心忘るべからず」という言葉は世阿弥のもので・・・という話をしてくれたのです。世阿弥といえば
観阿弥の息子で、お能を芸術にまで高めた人だったな〜ぐらいしか知りませんでしたが、何だか急に、その世阿弥が書いたっていう「花伝書」に興味が湧いてきたんですね。

そういえば、私の父がずいぶん前に「花伝書っていうのはスゴいんだぞ〜」と騒いで、一生懸命読んでいた時期があったんです。そこで、連休で実家に行ったときに「お父さん、花伝書ってあるー?」と言ったら、出てきたじゃありませんか、「花伝書」。

分厚い本だったらどうしようと思ってましたが、やや薄めの文庫本に、本文と現代語訳が載っているという、実にお手軽なものだったのでホッとしました。

で、読み始めたら、・・・・・きゃあーーーーーーーー!!! 面白いっっっ!!!!
なんでかって? だって、ライヴハウス通いをしながらあれこれ考えていることが、そのままあてはまっちゃう内容が、書いてあるんです。