音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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ミュージシャンの前世

土曜日に小曽根真さんの「オズ・ミーツ・ジャズ」(J-WAVE)で小曽根さんが話してたんですけど。
小曽根さんは、前世に黒人だったと思っているのだそうで。手が黒人みたいな手なのだそうです。
塩谷哲さんの前世は、パリジャンだったと本人が言っていたとか。
チック・コリアモーツァルトの生まれ変わりだと自分で言ってて、小曽根さんもモーツァルトの生まれ変わりだと言われたことがある(爆)、でも、どっちが本物の生まれ変わりなんだ!!! なんてケンカするわけじゃなくて、
「御霊わけ」というのがあるんだそうで。えらい人が亡くなったときには
魂がいくつかに分割されるらしいんだとか。

なんだか面白いですねぇ。ドラマーの則竹さんは、昔なにかで、砂漠のある国のタイコ叩きだったと占いの人に言われたとかどこかで言っていたような。

そこでわたしの前世・・・とか、考えるわけですが、そうですねえ。
こういうのは、ホントに、「だったらいいなぁ〜」の世界なんですけど、
「だったらいいな」で選ぶと、ジョルジュ・サンドが前世だったらいいなっ(笑)

ジョルジュ・サンドといえば、みなさんご存じの、ショパンの恋人の女流作家ですね。
なんというか、圧倒的にタフで、人からボロクソに言われながら自由奔放にに生き、強さを持ちながら誰よりもショパンの芸術を理解する感性もあって、しかも自分自身も文才があったという・・・音楽ライターにしてみれば、まあ、ひとつの理想ではないかと(笑)。しかし、ショパンみたいな神経質で病弱な人を支える強さは、いまの私にはないなあ。サンドのように「母」になることで、強さって出てくるものなんでしょうか。

サンドが無理なら(もうめちゃくちゃ(笑))、そうだなあ、私の亡くなったおばあちゃんみたいな人かな。江戸から日光に向かう、日光街道の宿場町にある、町の酒屋のおかみさん。おしゃべり好き、商売好き、にぎやかなのが好き、詩吟好き。

ミュージシャンに「前世」について聞いてみるのって、案外面白いかも知れないなーと、思ったのでした。