さて、取材の帰りに鎌倉を通ったので、駅から鶴ケ丘八幡宮まで10分ほど散歩。ちょうどお昼過ぎ、ものすごく天気が良くて。ちょっと色あせた常緑樹がうっそうとしげっている中に、朱色の柱もまぶしく、八幡宮がドドーンとそびえ、石段がその下にずらーーーっと続いていました。
雲一つない、やわらかく深い色の青空。なんか平日の昼間にこんなところ来ちゃって、私ったら・・・と思いつつ、歩いているだけで、すごく、心が落ち着いてきます。10何メートルもあるようないちょうの巨木を見ていると、長い長い時間の流れを、とてもリアルに、身近に感じることができる・・・。
石段をのんびりあがって。帰りにおみくじをひいてきました。
なんと、大吉だーー!!!!! わーー!!!! うれしい!!!!
しかし、おみくじの文章で一番私の目に留まったのは「事業 あせりすぎている」というフレーズ。
ガガーーーーーーーン!!!!!!
あー図星図星。なんとか早く本を出したいとか、そんなことばっかり考えているのは「あせりすぎている」のよね。うすっぺらい、おみくじの紙に印刷された、たったひとことを見つめながら、「確かに、そうなのよねぇ・・」とひとりつぶやいた、ちょっと春めいた2月の鎌倉歩き(大げさ?)でありました。