音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

セミナースケジュールはこちらです。 山本美芽オフィシャルサイト

キムタクと小曽根さん

今日はT-スクェアのライヴで、2・3日前からそわそわしているのですが、昨日キムタクの結婚記者会見を見てから頭がそのことでいっぱいになってしまいました。

いえ、私はSMAPだと稲垣くんが好きで、けっしてキムタクはそんなにファンじゃないんです。しかし、
「らいおんハートを歌いながら、自分がどうにかなってしまいそうで、」
と言ったのをきいて、恐れ入ってしまいました。

君を守るために生まれてきた、というような内容の歌詞を歌いながら、自分が奥さんになる工藤静香と、生まれてくる赤ちゃんを守っていくんだ、みたいなことを考えた、というようなことだろうな、と私は解釈したのですが。

いやー。彼の歌って、すごく上手いとは思わないんだけど、やっぱり、この人は、ただカッコいいだけじゃなく、何か「伝えたい」ものとか、すごく繊細な感性とか、そういうものを持っている人なんだな、と、つくづく思いました。SMAPの歌が好きな人は、いくら彼らがカッコいいからといって、ルックスで歌を聴いているわけじゃなく、やっぱりキムタクが心に感じていることを表現しているのが伝わってくるから、聴くんだろうなー。もちろん、人目をひくカッコいい人が歌っているほうが、女性としては集中力があがるわけで、カッコいいことにも、気持ちをより伝えるという点において、大事な意味があるのだと思います。逆に、音だけで気持ちをやりとりできる人の場合は、ミュージシャンの見た目はあまりどうでもいいのかも。

そんなことを思いながら小曽根真さんのサイトの掲示板を見ていたら、小曽根さんがいっぱいレスをつけていました。急いで小曽根さんの発言だけ読んだのですが、また、なんかグッとくるセリフが書いてある!!!!!!
最新作「パンドラ」を聴いて、頭を揺さぶられましたっていう女性には、ライヴに来たら体をゆさぶってあげるよ、みたいなことが書いてあるし!!!(万が一こんなこと面と向かって言われたら、わたしはぶっ倒れそう(笑)・・・)「才能って、どれだけ好きでいられるかだと思う」っていう言葉も、深すぎて、自分の中の雑念を一気に洗い流してくれる感じだし・・・ 

知人のエッセイスト、笠原真澄さんは「普通のはずなのに、どこかサエない男たち」(草思社)という本を出したのですが、いや、やっぱり、何かを伝えようとしてる男の人は・・・サエてますね。は〜。