音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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原稿に息切れした私を救ってくれるのは、(1)

 先月のあの忙しさがウソのよう・・・。今月は雑誌の仕事が非常に少なかったので、締め切りも割と短期間で終わって、ここのところ毎日、美術の先生のノンフィクション本の単行本を書いています。
 
この本については今年の1月〜5月ぐらいでバージョン1を作って、その後で編集者に読んでもらって、「著者がいいたいことをはっきりさせないと読者が混乱する」というアドバイスをもらい、それを大原則に再取材と書き直しをやってます。半分ぐらい書き直しが終わったので、あと半分・・・っていうのを今やっているところです。

 好きではじめたことなんだけど、ときどき息切れすることって、ありませんか。私なんか、わりと飽きっぽい方なので、もう、しょっちゅう。典型的なのが、ピアノの発表会の前になると「なんで発表会なんて出ることにしたんだろう・・・」と、いつも後悔ばかり。そのくせ、友達が発表会に出ていると「うわ〜ステキ! いいな〜。私も出た〜い!」となる。自分のこれまでの人生を振り返ると、このパターンがあまりに多いので笑うしかないという感じですねー。で、今回のノンフィクションの単行本についても、やはり同じ現象が起こっています。

 「今日は20枚書き直したもんね〜。・・・あ〜。まだ、あとにむちゃくちゃなページ数が残ってるじゃん・・・・。このあとはどんな展開にしたんだっけ。あ。このへんとか、全然新しくしなくちゃ変だな。ここもこのままじゃ全然使えないからダメだわ。どうしよう。あ、ここもどうしよう。ここも直さないと。ああああああ、何これ〜〜。なんでこんな状態でできた! なんで思っちゃったのかしら。何考えてたのぉおおお私・・・。どーしよー。この先、長すぎる・・・」

 ・・・みたいな感じで、すぐに途方に暮れてしまうのです。
 しかし!! 最近そんなときに、私を救ってくれるのは、ディメンションの新譜、14thアルバム「Hearts」なのでした。