音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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ピアノ向きの手。それと、松岡直也さんのアルバム

今週は家にこもって原稿を書く日が続きます。
・・・って、先月の月末に締め切りのことばかり考えて
取材のスケジュールをいれるの忘れてただけなんだけど(爆)。
それでもたまってる原稿やらテープおこしはあるんです。
ということで、この日は「ピアニスト養成ギプス」用の
金子勝子先生のテープ起こし。
やばー!!! 取材にいって1ヶ月たってる(超爆)。
でもテープ起こしてるとお話が面白いんですよ。

ピアノ向きの手って、「大きい小さい」でよくかたられるでしょ?
でも、実は、手の運動神経が発達していること、指と指が
あまりくっついていなくてよく開くこと、そして手の甲がしっかりしていて
関節がガクガクしにくいこと。こっちのほうがずーっと大事なのだそうです。

そうやって考えると、私の手は小さいけど、手の甲はそこそこしっかり
してるから、まったく向いてないわけでもなかったのね・・・。
もちろん、それはピアニストとしての適性をはかる時の話なので、
趣味でやるぶんには問題ないのです。

ただ、手が小さいのと同じように、指が開かなかったり、手の甲が
柔らかくてガクガクしやすい関節の人は、ちょっと苦労するかもしれないのです。
もちろん音楽的な歌心っていうのが一番大切なんですけど、
やっぱり技術的な問題っていうのは常にありますよね。
そういう理由があるってわかっただけでも、ほっとする人っているんじゃない
かなあ。私はそうなんですが。

某所で松岡直也さんの取材をすることになりそうで、新譜の
「アース・ビームス」を聴いてます。なんていうか、土臭い感じが
すごくあったかくて懐が深い感じのラテンです。
直也さんのピアノプレイは、ずっと主役っていうのじゃなくて
時々「おおっ」という感じで要所要所に出てくるんですけど、
なんとゆーゴージャスなピアノなのかしら〜〜〜。
あのダンディでおだやかな直也さんの表情からは、
ちょっと想像つかないくらい!!
なんていったら怒られるかしら・・・(爆)