音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

セミナースケジュールはこちらです。 山本美芽オフィシャルサイト

ホールのベヒシュタインで練習

ベヒシュタインのセミコンf:id:mimeyama:20200821233138j:imageがある地元の「もみじホール」で午後まるっと練習。
息子がつきあってくれました。
昨年末にステップに出て以来、久しぶりのホールでした。
フルコンじゃないのかぁとテンションが上がってない息子でしたが
ホールのサイズ的には充分なピアノでした。

弾いてみたら、バッハとかレフレールは、
ホールのピアノだとものすごくカッコ良いねと。

ここのベヒは音が柔らかくて高音が澄んだ輝きがありました。
コントロールしやすくて軽め。弾きやすい。でもペダルが重かった。

4時間はさすがに息子には長く、飽きてしまい
私が弾いているそばで宿題やゲームをやりながら待っていてくれました。

 

4時間借りて6000円でしたのて、ステップで3分弾くのと同じくらいの金額です。


まずステージで弾くのは楽しいし、無観客ライブ気分も良いし、良い音がたくさん聴ける。
いつもの曲が、違う響きになり発見がある。

 

このような練習をもっと行事やアクセント的に入れていこうと思いました。平日がチャンスですね。


ホールまでは車で、スーツケースに楽譜を15冊ぐらい、三脚を詰めて行きました。


車で良かった。
帰りにこんな話。

 

私「バッハとか、ホールで弾くとめちゃくちゃ気持ち良くない?」
息子「めちゃくちゃいい。なんでなんだろう」
私「全然うまく弾けなくてもバッハを弾いてるだけで、なんか空気まで品がいいみたいな気がする」
息子「だからピアノだとクラシックがいいんだよ」
「JPOP好きなのに、なんで弾かないの」
「JPOPはカラオケで歌うほうがいいよ。ピアノだとクラシックかジャズのほうがカッコいい」

本当、クラシックは格好良い。
うまく弾けなくても。
ホールで弾くとしみじみ感じます。

https://www.instagram.com/p/CEJsJSKJVGP/

ベヒシュタインのあるホールで息子と練習。#onyva #moriyasaito #lesfreres #bechstein #piano #pianoduo #mimeyamamoto #japan #music

 

 

譜読みのシークエンスライブ配信バックナンバー

夏休み中に勉強しようと言うことで、早めのシークエンスのライブ配信バックナンバーのお申し込みをたくさんいただいております。先日はこのようなメールをいただきましたのでご紹介させていただきます。

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2月に美芽先生にお会いして、Facebookで繋がってから、いろんな先生の投稿を見て、自分のだめさに気付きました。

この、自粛期間中、各種zoomでのオンライン講座を知ることとなり、遠くて、出向くことが難しい場所でも、受講が可能という利点。気になる講座がたくさんあるので、この機会に思いたったらやってみようと思いました。

私の教室は、近所のお子さんが多く、コンクールや音大を目指そうみたいな生徒はいません。のんびり地域貢献です。ですが、だからこそ、レッスン内で、何か習得してもらうべくレッスン展開を常に模索しております。簡単、楽しい、あら!弾けた!を味わってもらうには、レパトーリを弾くまでの先行体験として、このシークエンスは、私には大事だと思いました!やりたいこといっぱい!でも、私の頭の中が整ってない!
じっくり学びたいと思います。

また、行きたい講座に行けないのは、家事、育児、教室運営どれもこなさないと嫌なタイプなので、これを理由に逃げてました。オンラインは、その点では、私にはありがたいです。

 

 

譜読みのシークエンス ライブ配信の詳細はこちらです

https://mimeyama004.hatenablog.com/entry/2020/01/11/085654

 

 

ライティング研究会夏のズーム交流会

私が主宰するピアノの先生方のグループ、ライティング研究会で夏のzoom交流会を行いました。

 

前半は昭和20年から昭和60年位までの時期のソルフェージュ教材についてディスカッションでした。昭和40年代からリズムのソルフェージュが出てきていたり、昭和60年位から、専門教育でなく一般の子たちにもソルフェージュが普及してくると大まかな流れが改めて浮かび上がります。先生方が自宅から参加しているので、この本持ってますと言ってどんどん本棚から出してきてものすごいレアアイテムが飛び出し、それに伴い、この著者の先生の授業を受けましたとか、貴重なエピソードがあちこちから飛び出してマニアック度が炸裂していました。

昔は聴音と新曲視唱といっていたものがソルフェージュと言う言い方に変容し、それに伴い内容がどのように変質したかといったあたりももう少し詰めていきたいと思っています。

後半はブレイクアウトルームで少人数に。使っているテキストや、休み中の過ごし方や、自由なおしゃべりタイムです。欲張りな私は、3回もグループ分けを変えてシャッフル。とても楽しかったとご感想をいただきほっとしました。

2時間半もあっという間でした。また機会を見て企画していければと思っています。ご参加いただいた先生方ありがとうございました。

 

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ライティング研究会は私の本の読者またはセミナー参加者を対象にした、Facebook無料グループです。詳細はこちらをご覧ください。

 

https://ameblo.jp/mimeyama/entry-12617446907.html

国産教本のルーツ? 明治のオルガン教本

明治時代からの師範学校ではピアノだけでなく、オルガンも用いられ、国産のオルガン教則本がたくさん作られています。国産ピアノ教本のルーツとして調査中。

ピアノもオルガンも自宅に持つなど難しい時代に、師範学校に楽器を揃えて教本を作って、伴奏が弾ける先生を養成して唱歌の授業をして子どもたちに歌を教える。

なんという大プロジェクトだったのか。めまいがしてきます。お上が主導してはいたけど、皆が音楽を求めていたから現在のようになったのだろうな。

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セミナーに行ける日が目標

セミナー講師も、長く続けていると、常連のピアノの先生方とは、本当に大切な間柄になっています。

いろいろ話を聞いていると、家庭の事情や体調の変化などでセミナーに来られなくなってしまうことは、みなさん時々あります。

いちいちFacebookに投稿しないのだけれど、こんなことがあったんですと連絡をいただくことも
よくあります。

そんなことがあったなんて、大変だったのに。
セミナーの事なんて、私のことなんて
気にしなくていいのにとお話しすると、
皆さん、仕事があるから、仕事のことを考えることが、自分を支えてくれてるんですとおっしゃいます。
今は、毎日のレッスンだけで精一杯だけど
セミナーに行ける日が目標なんです、
セミナーに行けるようになる日まで頑張るんです、
と。

セミナーというのは勉強する場であるわけですが、家にこもって仕事をするピアノの先生たちにとっては、単なる勉強ということを超えて、とてもエネルギーをもらえる貴重な場なんだなぁと、改めて思っています。

といっても、勉強そっちのけでおしゃべりに夢中だから楽しいとか、そういうことではないんです。

勉強して知識をアップデートするのには、ものすごいお金と時間とエネルギーが必要になります。だから先送りにする人がたくさんいるし、そのほうがお金はかかりません。でも実際出かけてみると、熱意のある先生たちが集まって、勉強している。その中に自分も加わって、知らなかったことを勉強する。その時間は大きなエネルギーになる。

受講に費やしたお金と時間が回収できるかどうか、それはわからないけれど何のために仕事をしているのか、それを考えると、セミナーに行って話を聞いている時間はどう考えても幸せなんです。

先生方がそんな気持ちでセミナーにご参加くださっているのは私も承知のうえです。

その先生方の期待を裏切るようなことはできないといつも思っています。それもあって万年受験生みたいな生活なんです。

町田育弥先生と対談

音楽之友社で、ピアノ教本「みみをすます」の著者で作曲家の町田育弥先生と音楽教育について対談、
動画撮影の収録でした。秋ごろ、動画が音楽之友社のホームページに掲載される予定です。
町田先生とは初めてお会いできて、もう、感激でした。想像を超える自由さ。明日のレッスンでは、もっと自由に子どもと向き合える気がします。f:id:mimeyama:20200805225107j:image

町田先生のテキスト「みみをすます」は

使いこなすには勉強が必要ですが

指導のアップデートには必須の内容。

桐朋の子どものための音楽教室ソルフェージュ教育の要素もしっかりと入っています。

 

 

ピアノとソルフェージュの本 みみをすます 2

ピアノとソルフェージュの本 みみをすます 2

  • 作者:町田 育弥
  • 発売日: 2011/04/27
  • メディア: 楽譜
 
ピアノとソルフェージュの本 みみをすます 1

ピアノとソルフェージュの本 みみをすます 1

  • 作者:町田 育弥
  • 発売日: 2011/02/17
  • メディア: 楽譜
 
ピアノとソルフェージュの本 みみをすます 4

ピアノとソルフェージュの本 みみをすます 4

  • 作者:町田 育弥
  • 発売日: 2011/09/26
  • メディア: 楽譜
 
ピアノとソルフェージュの本 みみをすます 3

ピアノとソルフェージュの本 みみをすます 3

  • 作者:町田 育弥
  • 発売日: 2011/06/23
  • メディア: 楽譜