音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

セミナースケジュールはこちらです。 山本美芽オフィシャルサイト

コンポーザーピアニストが好き

コンポーザーピアニストが
とにかく好きなんです。

バッハ、モーツァルトベートーヴェンショパン
リスト、ドビュッシーラヴェルラフマニノフ
プロコフィエフスクリャービンバルトーク
カプースチン
このあたりでクラシックは作曲家と演奏家が分業になるので
ジャズにいってしまう。

録音も、本人の演奏があれば断然それが好き。

逆に、本人以外の演奏なら、聴いているより
自分で譜面読んで練習してる方が好き。
作曲家と直接対話するのが好きなんです。

作った人と対話することに、
ひたすら興味を覚えます。

インタビューもピアノの練習も
共通する感じです。

日本人コンポーザーピアニストでは、小曽根真さん、塩谷哲さん、上原ひろみさん、和泉宏隆さん、斎藤守也さん、斎藤圭土さんの楽譜は手元にあって、いま弾くのは斎藤守也さんの曲が多いですが、

弾いていると、
聴くだけでは気がつかなかったことがたくさん出てきます。

コンポーザーピアニストがジャズに多いから私は主にライブはジャズに行っているしCDもジャズが多くなってます。

でも多分、ベートーヴェンショパンか生きてたらライブ通ってアルバム買ってただろうな、、、

三善晃先生のラヴェル解説

三善晃先生によるクープランの墓 解説

プレリュード解読中

転調すごいんですね。
昔に譜読みしたから丸暗記。
全然理屈がわかってないで弾いてました。
典型的な絶対音感に頼るダメなパターン。

5度の下降がたくさん。
それが好きなんだわ。

「知的な統御」「矜持ある表出」

三善先生のお言葉が沁みます。f:id:mimeyama:20200530004730j:image

ムジカノーヴァに執筆、連載最終回

今月号のムジカノーヴァ
教室改善プロジェクト最終回
非常時のピアノレッスン
書かせていただきました!!
是非ご覧ください。

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f:id:mimeyama:20200520233406j:image
f:id:mimeyama:20200520233409j:image15年ぐらい、いやもっと? ムジカノーヴァで書評、いろいろな連載を書いてきましたが、書評がなくなったこともあり連載は今回で一区切り。しばらくお休みして、調査研究に入ります。
皆様ありがとうございました。

臨界期とピアノ教本

今日のライブ配信「臨界期とピアノ教本」は
原因不明の緑フィルターが発生
そこにシナプスの数を数える怖い話が
ホラー映画みたいになってしまい失礼しました!!!f:id:mimeyama:20200520233325p:imagef:id:mimeyama:20200520233333j:image
話は一応できてホッとしております。
ご参加ありがとうございました!!!
録画受講受け付けております。

https://wkenkyu.hatenadiary.jp/entry/2019/12/23/233258

また、金曜日の2時からzoomでフォローアップ会を予定しております。

【ご感想】
★たくさんの資料や本の中から、重要な部分を抜き出し、それを2時間半分のレジュメにまとめ、話すというのは、とても大変な作業ですよね。ですが、いつもわかりやすく、今日もとても勉強になりました。

★古屋先生の本、読んでみようと思います。実際に脳に変化があるのは、興味深いです。
★自分のレッスンを振り返って、その年齢までにそれが出来ていないと痛感でした。

★ピアノの教本を歌うわけではないですが、別に童謡を歌わせる「お歌の教室」の講師もしてます。その教室の子が絶対音感あるか?拍子感あるか、調性感あるかはわかりませんが、入り口としては良いのだな、と改めて思いました。

★どうやっても、なかなか弾けない、読めない
リズムがとれない子がいますが、
本人の努力不足でもなく
習得に最適な時期を逃したか、与え方が合っていなかったか、というところなのかな、と思います。逆に言えば、最適な時期に、最も効果的に指導出来れば
躓きが少なく弾けるようになるのかと思いました。ありがとうございました。

★幼児に拍感がないからと特訓してました。反省しています。
敏感期を知っておくことは大事ですね。自分の責任は大きいです。急ぎすぎたりのんびりやっていたら才能を潰すかもしれないということを念頭において指導するべきだと思いました。

ライティング指導のやり方

昨日に続き、朝からピアノの先生とお電話でライティングの個別指導を。

ライティングの指導スタイルは、
私がリライトする場合と、改善点をポイントして書き直ししていただく場合の二通りあります。

同じことを伝えるにも、

リーダーシップを感じさせる、
指導者らしさを出す
かしこまりすぎない

など、それぞれの先生の
セルフプロデュース戦略に基づいて
書き方を一緒に考えていく方向でやっています。

書くことでコミニュケーションを
一つ一つ全て見える化して
点検できる、
結果として、話がわかりやすく筋道が通ってくる、などの効果も多々報告いただいています。

書くことは自分の頭の中を見える化することですから。

プリンタが大活躍

塾から学校からダウンロードして印刷するものが50枚、100枚とあります。

私も単行本書いていて、書いたら印刷しているし。

うちは複合機のページプリンタなのでガンガン刷ってますが、トナーだけは切れたら困るので注文しました。

 

早く学校始まらないかな、、

 

ホームスクールの極意は、一緒に短時間集中

ホームスクールという言葉はアメリカに行って初めて聞きました。

学校のカリキュラムが気に入らないのでうちでお母さんと子どもで自習するような形を選ぶ、意識高い系の一つの形なのかなと私は理解しました。そういうスタイルの学びを支援する場所もあるそうで。

日本では不登校ということになってしまうのに、ホームスクールという名前になるとすごく前向きだなと感じました。

と、いいつつも、アメリカに行った時点で、子どもたちの日本語学習は、ほぼ「ホームスクール」になりました。週に一度、日本語補習校に集まって授業を受けるのですが、保護者の有志が運営をひきうけ、課題のマルつけなども保護者が行い、1週間日本の学校でこなす分の宿題を持ち帰って、毎日アメリカの学校の宿題と日本語の補習校の宿題を両方こなすという過酷なスケジュールを、ほとんどの親子がこなさざるをえなかったのでした。
ホームスクールで日本語を保持するとなると、親の意識次第で子どもがどんどん変わってしまうのを経験しました。
よくあるのが、日本語と英語が入り混じってしまう事例です。
「きのうライブラリーでブックサーチしたんだけど」のような。ライブラリーって何?ときくと日本語で言えないような。
うちはそこまでなりませんでしたが。
いちいち「日本語で言ってください」とか家の中でやっていると本当にストレスたまりますが
そこをスルーしてしまうと雪崩のように日本語が消滅してしまうという話を聞いて恐ろしくなり、かたくなに、日本語、日本語、英語を混ぜないで、といつも言い続けていました。でも、お友達のご家庭ではそこまで厳格ではなかったりすると、お友達が日本語と英語を混じってしゃべっていたりするわけです。

日本語補習校にいるのは優秀なお子さんが多かったので、日本に帰るとたいてい日本語と英語の混じってしまう症状は抜けるようでした。ただ、英語が喋れるようになってよかったと日本語維持をうるさくいわなかったご家庭では帰国後2年ぐらい日本語が遅れていて取り戻すのに時間がかかったなどの話もきくことがあり、最後まで怖いなと思っていました。

頭がよくて要領のいいお子さんはあまり困った事態にならずうまくいってしまうので、そういうお子さんの保護者からは大丈夫よという話もきくのですが、うまくいかなくなった話ってなかなか言いたがる方はいません。実際はどうなんだろうと思っていました。

 娘がアメリカで日本語保持をしながら英語学習をした経験は「英語できるもん」「帰国子女の英検勉強法」という本にいろいろ書いたので興味のある方は読んでみてください。

いまホームスクールみたいなことになって学習の遅れが、格差が、と世の中でいわれています。格差もなにも、もう、学校がないとなったら、この期間の子どもの勉強はすべて親とやったことそのままになると私は3月に腹をくくりました。

 アメリカで日本語のホームスクール、日本で中学校、養護学校の先生、そしてピアノを教えた経験から、子どもが集中して何かを覚えるのは学校に通っていても1日のうちそれほど長くない時間だと思っています。

家だとダラダラやる気がないのに長く拘束させてもお互い疲弊してしまうので、なるべく短時間に集中して一緒に片付ける、その時間はちゃんとやる、というような方向でやっています。

かといってもできないものはできないので。

覚えてほしいことは短時間でいいから子どもと一緒に気合いれてやる。
そこでできなかったことは欲張らずあきらめる。
もし勝手にどこかで覚えたらラッキー。

そう思いながら子どもの勉強につきあっています。

 

あと、子どもがやる気を出したとき

質問してきたときは

可能な限り付き合うこと。

 

工夫していろいろなことが両立することもあるけど
結局なにかが欲しければなにかをあきらめるしかないこともある。簡単なことではないし一筋縄ではいかない。楽しいこともある。だけど楽しいだけでおさめるのはなかなか難しい。

早く学校が再開してほしいけど、日々、できることをやらないと。わずかな時間、ひとことの会話でも、子どもと意味のあるコミュニケーションができたら良いなと思っています。