合唱伴奏のことで、ピアノの先生からメールが届きました。
以下本文
合唱伴奏のことで、今年ほど悩んだことはなく 先生にこんなケースもあるということで、ひとつの例としてお知らせしたく、メールいたしました。
結局は、自分の指導力のなさが原因でもありますが、中2でブルグミュラーにも入っていないAさん。
昨年、簡単な伴奏を弾いて、伴奏賞をとってしまい(学年の課題曲であり、その中での一番として、投票数が多かった人への賞)、クラス分けも、たぶん、「弾ける子」として、認識されたようで、4月の時点で担任から伴奏してねと、言われていました。
こちらはかなり特訓し、やさしい譜面なので暗譜してまあ、そこそこ弾けていました。
ですが、導入期からとにかく、練習してないまま、ここまできてしまっていました。
そして、2年になり、決まった曲が、かなり難しい曲。
学校から渡された楽譜は、長いしとてもじゃないけれど、弾けないと感じました。過去の経歴から。
その中学は、合唱練習は、10月から始めるという遅さ。10月末が本番です。夏休みまえに楽譜をもらうよう、再三伝え、持ってきたのですが、発表会でさえ、最後まできちんと弾けたことがないAさんなので、かなり、本人と話し合い、私がみつけた、もっとやさしい伴奏にしてよいかを担任に聞くことにしました。
夏休みに入ってすぐ、担任はOKということで、本人もまあまあ、すこーーしずつ練習していました。それでも間に合うのか不安でした。
夏休み明け、音楽の先生に聞いたら、やはり、元のむずかしい伴奏を弾くようにと言われたと、いうことでした。
また、発表会なら私が指示しますが、合唱コンは、あくまで学校の行事であり、私がとやかく口を出すのもおかしいと思い、保護者が学校に出向き、現状を話しどうしたらよいか聞いてきた方がよいと伝えました。
保護者は、がんばればできると思っているようでした。私の見解は、「無理」です。
本人は、私からはやさしい方でと言われ、学校からは、難しいのをと言われ、その都度気持ちが揺れるようでした。
結局、音楽の先生が朝や昼休みにレッスンしてくれて私の責任はなくなりましたが、
もう9月も半ばの時点でまだ、1ページがかなりゆっくりで、なんとか弾けたという状態でした。
先生は、間に合うと言われているそうで、そうですか、間に合うのですか、と、答えるしかありませんでした。けっこう長い曲なのですが。
学校で花形である伴奏者になるために、再三、練習するように言ってきたにもかかわらず、やらなかった生徒の、譜読みのお手伝いをレッスン全部潰してやるというのは、なんだか、おかしいのではないかと、疑問に思います。
当日、ボロボロにならないのか、心配している今日この頃です。
今まで、何人も伴奏はしてきましたが、こんなに不安に思ったことはありません。
全く練習してこない生徒をなくすのが、使命ではありますが、どうしても小学校のときに、出来ないなら、伴奏などは引き受けてこないようにと、話しておいたほうが良いのかとさえ、思います。
学校側も実際の実力もわかろうとせず、無理やり伴奏者と決めてやらせるのが、本人にとり、良いことなのかどうか。
本当は弾けるのにやらない生徒もいるのではないか?と思います。その点を解決するのは、難しい問題ですね。
長文失礼いたしました。
本文終わり
こうなると、もはやピアノの腕前より、関係者の人間性や人柄のレベルを問う話ではないでしょうか。
ピアノの先生側は、責任は果たしていると思います。