音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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デフレ節約志向のなかでの月謝値上げ

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ピアノの先生とのライティング個人指導で、「アドバイスして欲しい」とよくご依頼があるのが、月謝の値上げです。

 

ピアノの先生は、マンツーマンですので、生徒さんはせいぜい40人.50人ぐらい教えると、かなり満杯です。人数に限界があるため、月謝を上げないと収入は増やせないのです。

 

ただ、気軽な値上げはしないようにお話ししています。退会者が出る覚悟で慎重にしなければなりません。実際、退会者が出た事例はたくさんあります。

 

右肩上がりで給料が上がった時代は終わりました。

 

大手企業では、値上げすると売り上げが下がるから、原材料費や人件費が上がってもなかなか上げられない。手間を減らす投資や過剰サービスの縮小で生産性を上げようとみな必死とのこと。

 

これをピアノレッスンに置き換えると、月謝を上げると退会されるかもしれないから、
レッスン回数を減らしたり、グループレッスンなどでレッスン時間削減、経費をカットしたり、プログラムやチラシ印刷などは外注できるところは外注して、講師の時間は、レッスン内容向上に集中する。
レッスンノートや教室ブログを使い自宅練習サポートを充実させて、レッスン時間は増やさず上達につなげ、
生産性と顧客満足度を高める。

ってところでしょうか。

 

また、例えば、6000円から7000円の

1000円値上げぐらいなら、、、と、思う人もいる一方で、

 

例えば内職をしているお母様にとって、1000円は大きいです。

 

一例で内職の時給300円くらいという数字があります。

 

内職をされているお母様がいる教室といない教室、あるでしょう。

 

1000円値上げ、といわれたとき、たとえ世帯年収はまあまあでディズニーランドにも行く家でも、お母様が時給300円だったらどう感じるか?

 

それだけの価値を感じていただけているか?

 

そのあたりが一番難しいところなんですね。

 

値上げにはぜひチャレンジして欲しいですが、退会者を少なく値上げを成功させるためにも、デフレ節約志向の世の中で価値をアピールする重要性を認識していただきたいと思います。

 

ライティング個人指導の詳細はこちら。f:id:mimeyama:20170717201805j:image

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