音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

セミナースケジュールはこちらです。 山本美芽オフィシャルサイト

ピアノ教本ガイドブック ご感想

加藤千里先生のご感想

「ようやく手にしました!
こんな本が欲しかった!!、、、とまず一番の感想です✨

幼稚園の教室では、毎年新しい生徒さんに入れ替わる為、4月〜5月に教材選びが始めの大仕事になります。

一回のレッスンではその子の性格も把握できなくて、しばらくはスケッチブックにいろいろなタイプの曲や手作りの楽譜(楽譜とも言える段階ではないけど^^;)を貼ってもたせたり。

みんなと同じのを渡したら、簡単すぎて、すぐまた別のを買っていただいたり。出来そうだなと思って難しめの渡したら、負担すぎてやらなくなったり。大きな声では言えないけど、失敗も数々、、、。

やっと傾向がわかってきた、と思うと、子供って進化するのかなと思いますが、譜読みはすごくできるけど手が動かない、とか、耳コピ能力がすごいけど譜読みが苦手、キライ、とか、最近はまた違うタイプの子が増えてきて、ますます迷宮から抜け出せないのです。

でも、短いレッスン時間で1、2年間の勝負なので、その間に、やる気が起こるか、その子のいいところを伸ばせるか、また教室内で他の先生の生徒さんともいい意味での競争もあり、卒園して他の教室に行った時に、こんなの使ってたのー?と思われないような気遣いもあり、教材選びって本当に重要。

そんなこと言ってるけれど、雰囲気で選んでないか?絵がきれい、かわいい、とか、見やすいとか、1冊めだけ見て決めてないか?
シリーズでこの先は何を目指しているのかまで見てないのでは?
と、色々と考えさせられ、とても勉強になります。(これはあの子にはダメだったなあと反省も。。。)

まだ全部は読めてないですが、いつも使っている教材も多く、いろいろな角度から、丁寧に解説されているので、勉強と言う見方だけでなく、楽しんで見ています。

美芽先生、素敵な本を作ってくださり、ありがとうございます!」

 

 

押見雅子先生のご感想

 

「ピアノ教本がたくさん増えたということは、ピアノレッスンを通じて音楽の総合力を身に付けるための研究が進んでいるということでもあります。
音楽的にとても高度なこともピアノの技も、わかりやすく楽しくつまずかないよう生徒の皆さんにお伝えできるようピアノの先生も日々精進しています。

このガイドブックはただ教本の紹介をしているわけではありません。
それはそれはたくさんのピアノの先生方から取材をした美芽先生が、レッスン現場での理想と現実を据えて、ピアノ教本の歴史やその教本を作られた先生方の思い、特徴をとても丁寧に考察されて書かれています。
レッスンで教本迷子となった時、そしてその生徒さんが今身に付けるべきことをどんな教本で乗り越えればよいのか、必ずその道しるべが見つかるガイドブックです。

ずっとこのガイドブックを手元に置きながら、それぞれのピアノ教本からのメッセージを学び受け取り、生徒の皆さんといっしょに心豊かにピアノの道を進んでまいります」