音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

セミナースケジュールはこちらです。 山本美芽オフィシャルサイト

奈良初めてのミクロコスモス

f:id:mimeyama:20161101101054j:imagef:id:mimeyama:20161101101057j:imagef:id:mimeyama:20161031175948j:image奈良2days、 今日は、初めてのミクロコスモス。奈良、生駒にある、あべありか先生のアトリエ・アルティカにて。

 

関西のピアニスト、あべありか先生は、アメリカから帰ってきた先生に子どもの頃ミクロコスモスを与えられ、全曲を制覇した経験をお持ちです。ミクロコスモスの魅力を2時間で伝えてほしいというリクエストにお応えしました。

 

ありか先生が持っている楽譜は、子どもの頃に使ったブージーアンドホークスのもの。

 


生駒のご自宅サロンにはスタインウェイのセミコンとカワイ、二台のピアノが。音もコンディションも素晴らしい。ミクロコスモスの2台ピアノ曲はすべて弾きました。

 

私も弾きましたが、ありか先生にもたくさん、参加者にもたくさん手伝っていただきひきあい状態で、ミクロコスモスの魅力を体感し、1巻から6巻を概観しました。

 

ありか先生が弾いてくださった、6巻のブルガリアンリズムには、シビれました。かっこ良かった!

4巻のブルガリアンリズムも、みんなでリズム打ちしました。これも楽しかった‼︎

 

ありか先生からは、バルトークはアクセントをしっかりつけて弾くと良いですよ、とのアドバイスをいただきました。メモメモ。

< ご感想>

 先生のお話が面白くて、ミクロコスモスの魅力をさらに知れて楽しかったです。自分なりに研究してどんどん取り上げていきたいと思います。

 

 

西尾順子先生
美芽先生の教本セミナーの魅力は、
美芽先生独自の視点での研究・洞察・解説・分析がわかりやすくて深いところ。
そして、いわゆる【指導にすぐ使える系】のセミナーではなく、【この続きは自分でやろうね】的なところ。要するに
使うか使わないか?教えるか教えないか?
やるかやらないか?
それは私自身が取捨選択し実践するのです。

ピアノ教本の歴史の中における位置づけや、教本の特徴をわかりやすく解説されていて、今後どのように取り入れるかのヒントをたくさんいただいて帰りました。

 

 

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 ミクロコスモスのおすすめの楽譜。

ニュースタンダードピアノ曲集 バルトーク ミクロコスモス(1&2) (ニュー・スタンダード・ピアノ曲集)

ニュースタンダードピアノ曲集 バルトーク ミクロコスモス(1&2) (ニュー・スタンダード・ピアノ曲集)

 

 

バルトークの息子さんが、父の思い出を綴った本。

息子さんのために書いた曲かミクロコスモスのもとになっていて、恐らくバルトークにインスピレーションを与えたハエや虫の羽音の話を昨日はご紹介しました。バルトーク関連ではこのほさが私はイチ押しです。

 

父・バルトーク 〜息子による大作曲家の思い出

父・バルトーク 〜息子による大作曲家の思い出

 

 

 

   全国で展開してきたピアノ教本セミナー。
 今回は、表参道での開催です。
 少人数で、連弾にも参加しながらじっくりと教本の歴史を
 頭に叩きこむ濃密な2時間になる予定です。

「いつも同じ教本ばかり生徒に紹介してしまう」
「使っている教本のシステムがよく分からない」
「教本の途中で生徒が飽きてしまう」
こんなお悩み、抱えていませんか?
 今回の講座では、実際に最もよく使われている教本を中心に、
生徒一人一人に合った教材を探すためのポイントをお話しします。

~ピアノ教本の歴史と概要~

 ヨーロッパで生まれたピアノ教本がアメリカ、
そして日本に輸入され、やがて日本で国産のピアノ教本が生まれます。
こうした歴史を踏まえ、いま人気のピアノ教本の中から
生徒さんのタイプ別に選び方を提案します。

バイエル(各社版) メトードローズ(音友)
トンプソン小さな手のためのピアノ教本(全音) 
ミクロコスモス1&2 (音友) ピアノの学校1 
コダーイこどもの音楽教育 
トンプソンはじめてのピアノ教本1(ヤマハ
バーナムピアノテクニック 導入書(全音) 
ペース 幼児用おんがくをはじめよう(音友)
バスティン ピアノベーシックス パーティー 
ルフレッドレッスンブックA 
スオミ・ピアノスクール(ヤマハ
ロシア奏法によるピアノ教本はじめの1歩 1(音友)
新版オルガンピアノの本 1 
うたとピアノの絵本1みぎて(音友)
ピアノランド1(音友)
ピアノひけるよジュニア1 
Miyoshiピアノメソード1(カワイ)
ゴーゴーピアノ1(サーベル社)
 練習しないで上達する 導入期のピアノ指導 呉暁(音友)

●受講の先生のご感想
押見雅子先生
昨今のピアノレッスン・ピアノ教本には、ピアノを習う個々の生徒に合わせながら楽しく基本を学び、総合的音楽力、演奏力を身につけることが求められています。

バイエル・チェルニーで育った世代(バイエルしかなかった時代?)としては、大変なプレッシャーを感じています。それだけ日本のピアノ教育が進化し多様化しているという幸せな時代でもあります。

そんな中で、楽譜売り場を華やかに賑わす教本の数々。音楽ライター/ピアノ教本研究家の山本美芽先生はそれらを良い悪い、好きか嫌いかではなく、公平なものの見方でその日のセミナーを組み立てて下さいました。

まず海外と日本の教本とに分けて、教本の歴史を追い、それぞれの関連性を検証しました。そこから見えてくる20種類ほどの教本の特徴を比較しながら説明、実際に弾いてみたり、受講者の経験を引きだしながら進行していきました。
そこには受講者から大きなうなずき声が度々広がります。全調の総合型教本はペースメソッドが基本となっているということ、脱力を身につけてからレッスンを進めていく教本、即興から始まり創造力を育てていく教本、その時にできなくても早めに難しいことに慣れておく考え方など、大変興味をそそられました。
 続きはこちら→http://www.piano.or.jp/seminar/news/2015/07/28_20023.html
ピアノ教本セミナー
11月10日(木)表参道クラシックスペース
http://omotesando-musicstudio.com/
スタインウェイのセミコンのあるスタジオです。
東京メトロ(銀座線、半蔵門線、千代田線)表参道駅
B2出口(階段のみ)より徒歩2分
B3出口(エスカレーター)より徒歩2-3分
10:30~12:30
受講料: 4500円
定員:15名
講師:山本美芽(音楽ライター、ピアノ教本研究家)
お申し込み:http://mimeyama.jimdo.com/mail/ より11月10日受講希望と書いてご連絡ください。

残席わずかなのでお早めにどうぞ。