音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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コストコの粗利益と、ピアノレッスンの粗利益

コストコにはアメリカにいたころからお世話になっていて、いまも自宅近くにあるので、3週間に1回ぐらい仕入れに行きます。

 

お肉なんかは値段が同じくらいの他のスーパーのものより、明らかにおいしい。おかずに使うと夫が「これ、お肉コストコ?」と、たいてい言います。

果物や野菜もとにかく質が良い。

無駄なく合理的なアメリカのいいところを体現したお店です。

 

コストコについての本には、粗利益が15パーセント以上になる商品は扱ってはいけないとあります。

 

ほかのスーパーは、たいてい粗利益は20パーセント以上。

 

大雑把な説明をすると、

粗利益は、売り上げから仕入れを引いたもの。

粗利益から経費を引いたものが、営業利益。

コストコは営業利益は3パーセントで、やっていけるとのこと。

 

ピアノレッスンには仕入れはなく、経費だけです。

だから、売り上げイコール粗利益になるのかな。

営業利益が先生のお給料とすると

3パーセントで30万になるには、1000万売り上げが必要。

 

ピアノレッスンは、仕入れがいらないし、経費はかけようと思えばかけられますが、月謝相場が7000円として、1日5時間、ひとり30分10人、週5日教えて50人。1か月の売り上げ35万。これだけ生徒を集めるのは大変です。

 

仕入れて売る小売業とは、まったく構造が違います。まず、売り上げのトータルな金額が、20倍以上違います。

 

コストコが営業利益30万を作るには、何人のお客様に来てもらっているのかな。

 

コストコでは、2万ぐらい毎回買ってます。

500人が2万買ったら1000万ですね。

 

500人から少しずつ集めて30万にする薄利多売は、やはり安定しているわけです。

 

巨大な資本とお店が必要ですけど。

 

ピアノレッスンも、コストコのように、提供する側、払う側、両方が幸せなモデルを作れたらな。

 

やはりマンツーマンで教えるのは高コスト。

 

払う側は高いし、教える側は安く感じる。

 

ある生徒と程度人数を増やし、グループレッスンを取り入れるだけでも相当違うでしょうね。