音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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きょうは大人の生徒さんレッスンでした。1年ちょっと前にブルグミュラーから20年ぶりに再開された幼稚園ママさんです。

お正月に普通の大学ノートを渡して、自由に練習の記録をつけてくださいねといったら、すごいやる気になってしまったらしく、ショパンノクターン作品9の2を1ヶ月でかなり仕上げ。片手練習をたくさんした記録がありました。2週間で合計分数3時間半。10分とか25分とか地道に時間を見つけたのでしょう。ハノンもメトロノームかけて頑張ったりとか。思わずノートに花マル書かせていただきました。

お持ちいただいた楽譜がウィーン原典版だったので、ノクターンの作品9の2は、2つバージョンが収録されているんですね。2aは装飾音符がいっぱいで大変バージョン。こっちは弾きませんでしたが、なぜこうした2つのバージョンがあるのか、当時の楽譜の印刷の事情や、校訂とは何か、版による違いなどもお話しました。原典版は少しお高いですけれども、ショパンが弾けるくらいのレベルならば、原典版をあえて選ぶのも、有意義なお金の使い方です。

今年はショパンの難しい曲にチャレンジが目標ということだったので、革命のエチュードやってみましょうか〜って初見で弾いてもらったら、いけそうなので今度は革命のエチュード。このぶんですと、そのうちショパンのバラードやスケルツォもいけそうですね。

ウィーン原典版(65) ショパン ノクターン集

ウィーン原典版(65) ショパン ノクターン集