著書
- 作者: 山本美芽
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 2012/12/20
- メディア: 単行本
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それなりに緊張したし、ミスもありました。でも、去年はできなかった「楽しく弾く」「一緒に歌う」のはできたかなと。そうなると今度は、自分のピアノパートが目立ったときにばっちり決めたいなぁ。技術がないのも下手なのも百も承知、開き直りまくって始めたので下手なことは気になっていなかったのですが、今回終わってから真剣に気になりはじめました。
技術を磨くっていうとハノン? とか昔は思っていましたがどうもそれはちょっと違う気がしてきました。5分しか弾けない日に、1回曲を通すのではなくて、あえて片手ずつにしてテンポもおさえて超きっちり弾くとかそういう細部まで神経をゆきわたらせる練習をしていくことなのかな〜。
アドバイザーの土屋美寧子先生が、講評で「技術を磨くこと」とおっしゃっていたのが非常にショックでした。そうしたいのはやまやまなんだけれども、どうしたらいいのか。練習時間を増やすのか。増やせないにしろ密度を濃くするとか。
そもそも、ワーキングマザーをしつつ演奏の勉強を続けるのは、ある程度の開き直りと前向きさがないと無理ですね。下手でもいいからやってる自分が偉い、楽しいと思い込むのが結構重要。もちろん楽しむことも。そして心理的にも物理的にも日常に演奏が当たり前のように組み込まれてきたら、レベルアップも視野に入ってくるぐらいの感じですね。いきなりレベルアップとか技術とか思ったら、できません。
アドバイザーの浦壁信二先生が「バランスなどに気配りのある演奏でした」「メロディーは下の声部に乗っかりましょう」と書いてくださっていました。乗っかる? よく意味がわからなくて、あとで多喜先生に質問したら、左手のベースラインや和声の響きと右手の音をハモらせる、溶け合わせるように弾く音色の作り方のことね、と教えてくださいました。なるほどねぇ。「乗っかる」。この感覚、これから追求していきたいと思います!
来年はベートーヴェンのトリオに挑戦したいなぁ。
共演の先生方は本番だと一段とすばらしく、これがプロなんですね。もっとうまくなりたいな。もっと場数を踏みたいな。もっと聴けるようになりたいな…
本番前のクラスの様子はこちらです。
http://d.hatena.ne.jp/mimeyama+writer/20130926/1380251615