課題曲はハイドンのピアノトリオ、HobXV-24 のD dur。
共演してくださるプロの奏者は、清水醍輝先生(ヴァイオリン)、篠崎由紀先生(チェロ)、ピアノ指導をしてくださるのは、ふだんピアノの個人レッスンでもご指導いただいている多喜靖美先生です。
第1回のレッスンで、弦の先生方の音のすばらしさに、弾くのを忘れてしまうほどの衝撃を受け、自分なりに大学院の卒業演奏会以来、もっとも気合をいれて特訓を重ねて、第2回のクラスにむけて準備しました。
まず、すらすら弾けるように、16分音符が転ばずきれいに弾けるように。
そしてなるべく暗譜。
多喜先生の個人レッスンでも、3回ほど聴いていただき、「弦のパートも全部弾いたり歌ったりして、弦パートとピアノの関係を考えながら、音量や音色のバランスを考えて」というアドバイスをいただきました。
これだけ頑張って準備しましたが、・・・あわせてみると、
ヴァイオリンのメロディを「あ〜きれい〜」と思って聴いたら、1秒ぐらいして自分の右手がなにも弾いていないことに気づいた。
フェルマータのあと1小節休みがあって、出るところを、私だけフェルマータしていなくて、2拍ぐらい速く出てしまった。
ピアノのソロのあと弦が入ってくるところで、ピアノのソロで指がもつれてもがいていた。弦の先生方は、テンポで数えて入ってくださった。
書いているだけでも頭痛がしてきそうです。撃沈です。
でも、部分部分で、ヴァイオリンとチェロと一緒に演奏するすばらしさみたいなものも、たくさん味わえました。
長い音符で弦が伸ばしているところで、ピアノの左手が三連でタララタララと刻みながら和声がうつりかわりながら盛り上がる感じが、少しできたかな。
四分音符にスタッカッティシモがついているので、ヴァイオリンとチェロが響きも含めて長さを短めにつくっているところで、かろうじて私も同じ感じで離鍵できたかな。
ピアノがテンポキープするところで、走らないでいい感じに持っていくのが目標だったところで、うまく決まる…まではいかなかったけれど、崩壊はしないでなんとか弾けた。
1・3拍は全員、2・4拍をピアノだけで裏打ちとして弾くところで、そこそこの感じで弾けたかなとか。
16分音符で転ばないようにしようと死ぬほど特訓したところは、まあいちおう転ばなかった・・・厳密にはまだ転んでいますが、練習していたとき程度には弾けた。
でも。全体としてチェロがあまり聴けてなかったなぁ。
他の受講生のレッスンを聴いていて感じましたが、テンポキープというのがものすごく高度に正確にできてないと、迷惑がかかるんですね。結局指のつごうでちょっとした変なゆれやアクセントやすべりが音にでてしまうと、それがテンポの不安定さになる。それをなくすには、片手でメトロノームでゆっくり練習するのが良いなと感じました。さ、来月に向けて特訓だ!!!