7・8・9月と、およそ3ヶ月間取り組んでいたショパンのソナタ、第二番1楽章。
よくもまあ3ヶ月も弾いていたものですが…ゆっくり、間違えながらも通せるようになったので、一区切りで、次の曲にいくことにしました。
いやはや。学ぶことが多かったです。なんだろうな。やっぱり大曲ですよね。
譜読みが大変でした。臨時記号の量が多いという大変さとはちょっと違うなあ。臨時記号、確かに大変なんだけど、そういうことより、音楽のスケールが大きいというのかな。分解すると、パートがたくさんあって、楽器の編成が大きくなるというような大変さ。何人分もいっぺんに歌いきれない大変さですね。
弾いているんだけれども、歌いきれない。
片手でゆっくり弾くだけでなく、片手パートを両手で弾く練習を先生のところでやりましたが、これが脂汗が出る大変なもので、本当に、聴くこと、弾くこと、心の中で歌うことってなんだろうと、自問しながらの練習でした。
でも、なんとか一応通せるようになったので、すごく幸せです!!! ぜんぜんテンポは遅いので、まだどこかの本番に持っていけるような段階でもないですけど。
とにかくドラマチックですからね。しかも安っぽくない、品がいい、本当にドラマチックっていうのはこういうものだよねと、弾きながら毎回しみじみショパンの書いた音の造形に感動しながらの練習でした。だから続いたんでしょう。
さすがに3ヶ月やったので、ショパンはちょっと休憩。このペースで2・3・4楽章を練習したら1年かかる計算ですよね(爆)。飽きっぽい私には、それは集中力の維持という観点からもよろしくないので、次はドビュッシーの「運動」に挑戦します。たぶんこっちのほうが、ラクだろうなあ。
ショパンのソナタの2番、2・3・4楽章は、1楽章ほど好きじゃないので、たぶん、取り組んでも気力が続かない気がします。ソナタの3番の4楽章は好きなので、やってみたいかなぁ。それにしても、大曲でした。最初の1ヶ月ぐらいは、つっかえつっかえ、止まっては楽譜を読みながら弾いていましたから、それでじっと聴いてくださった多喜先生には、心から感謝しています。ひとりじゃ、ここまで弾けるようにはならなかっただろうなぁ。