チェルニーの使い方セミナーを企画していただき、講師をつとめることになりました。
http://www.pianoconsul.com/seminar.html
企画して下ったのは、藤拓弘先生。いま、ピアノ教師向けのコンサルティングで本を立て続けに2冊出されて、あちこちのセミナーでも引っ張りだこの方。
- 作者: 藤拓弘
- 出版社/メーカー: 音楽之友社
- 発売日: 2011/04/20
- メディア: 単行本
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↑こちらが藤先生の新刊です。
たまたま私が書評で、藤先生のご著書をレビューしたらメールをくださり、なんと学芸大の大学院の後輩にあたるとのこと。えー!? 私のほうが先輩なんですか!? ががーん。一気に老けた気分…というのはさておき。
今回のセミナーは、いわゆる楽器店が開催するものとは違い、藤先生がメルマガの読者限定で開くスペシャルセミナー。チェルニーの本は出来上がった本の薄さに笑っちゃうほど取材しまくって書けなかったことも多いし、ピアノを弾きながら説明したほうがわかることもいろいろあるし、先生方に体験を逆に聞いてみたい部分もあるし・・・これまでとにかく書く&取材!!! という方式でひたすら突っ走ってきましたが、セミナーっていうのも面白いかも、と、いま準備をしながら資料の山を全部ひっくり返して読み直し中。そうそう、横山さんとかいろんなピアニストに取材したものも、本のなかではごく一部しか使えなくて、でも、それぞれ1時間ぐらいしゃべっていて、それは全部テープおこししてあるのでそれを読み返すのも面白い。
「そういえばあの本に19世紀のお稽古事情が書いてあった!」
「えーっとアルゲリッチの本にスカラムッツァのレッスンの話があった!」
「リヒテルの本にもチェルニー使ってない話があったっけ」
と、次々に思い浮かんだことを調べていく、こういう時間がほんとに幸せです。本が見つからなくていらいらすることもあるんですが(笑)
ライティングについてもお話してほしいということで、いまはピアノの先生にもそういうニーズがあるんですね。ブログをお書きになる先生も最近すごく増えているし、確かに、文章術はすごく奥が深いので、いくら勉強しても足りないですからね。しかしそこまで勉強したい、という先生方の熱意がすごいです。
セミナーが2日間で満席になってしまって、もうキャンセル待ちしかないそうなんですが、もしご興味のある方は藤先生まで連絡してみてください。
- 作者: 山本美芽
- 出版社/メーカー: ショパン
- 発売日: 2000/01/01
- メディア: 単行本
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