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音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

セミナースケジュールはこちらです。 山本美芽オフィシャルサイト

赤坂のANAインターコンチネンタルホテルにステイ

今回の日本への一時帰国は、夫の会社のビザ更新のため、アメリカ大使館まで徒歩5分の赤坂のANAホテルに泊まりました。ホテルのすぐ隣にあるサントリーホールには昔からよく出かけていましたし、新潮社のパーティなどで宴会場にも行ったことがあるし、小川典子さんのインタビューを2階のレストランで行ったこともあるし、だけど泊まったことはなかったんですよね。

成田からリムジンバスに乗って1時間でホテルの玄関前に着いて、その近さにびっくり。またホテルに入ると、アメリカ人やドイツ人など、外国人が多くてあまり日本に帰ってきたという実感がないぐらい英語が飛び交っているのにまたびっくり。平日だからでしょうか、背広姿の外国人ビジネスマンや、日本人でも英語をしゃべっているビジネスマンばかり。子供たちの手を引いてリュックサックを背負った自分の姿があまりに場違いで苦笑してしまいました。中国から観光に来たと思われる家族連れなども多少いたのですけれどね。

ロビーは3階までの吹き抜けで、本物の竹林に、ガラスの板を流れ落ちる滝があり、和風モダンな趣で、ほっと落ち着けました。

部屋は16階でしたが、東京タワーが窓からよく見えて大興奮! 週末には緑などに色が変わるのです。アークヒルズをちょうど見下ろす側の部屋でした。けっこう緑が多く、目に優しい景色です。目の前に公園のような場所が見えましたが、それは実はサントリーホールの屋上につくられた庭園で、朝に散歩に行ってみると、かなり大きな木がたくさん生えていて、緑に囲まれた都会のオアシスのような場所になっていました。

アメリカに引っ越してから、ずいぶんいろんなホテルに泊まりましたが、ANAホテルは、防音・防振が完璧で、近所の部屋の気配がいっさい伝わってきません。超高層ビルだからそのへん気合が入っている建築なのでしょうか。この点がすっごく快適でした。

私たちの宿泊プランには朝食がついていて、それを昼食のビュッフェに振りかえられるということで、翌朝はコンビニのパンで済ませましたが、日本のパンっておいしい!!!! 前日の夜もコンビニ弁当だったのですけど、コンビニ弁当おいしすぎ!!日本って最高!! なにもかもおいしい!!! と感激でした。いかにアメリカの外食事情がよろしくないか、ご想像ください。そこでいよいよ昼食はカスケードカフェのビュッフェへ。

基本は洋食で、いわゆるホテルのバイキングなんでしょうね。昨年の12月に、美食で有名なセレブリティクルーズの船に乗っているんですけど、うーむ、セレブリティのバフェよりも、ANAホテルのビュッフェ、勝っているような気が・・・。パンはセレブリティのほうが若干すばらしかったですけど、トータルでいえば、あのセレブリティクルーズよりもおいしかったような。それぐらい日本の食のレベルって世界的にもすごいんじゃないのかな。私がアメリカに住んでいるからそう思うのか、ちょっとよくわからないですけど。

このカフェは朝食のときは、英字新聞を持った外国人ビジネスマンが多くて落ち着いた雰囲気なんですが、昼食になると、50−60代のおばさまグループや、若い女性などが押し寄せ、オープンと同時にお料理に突撃、めぼしいお皿はあっという間に空になっていたりして(でも補充がすぐされているので、あわてなくてもよいのですが)またぜんぜん別の雰囲気でした。ひとりでやってきたきれいなOL風の女性が、すさまじい量をひたすら食べている様子も妙な迫力がありました。

ホテルからは国会議事堂や東京タワーにもベビーカーを押して子どもたちと20分ぐらいで歩いて行けて、赤坂って便利な場所なんですね。六本木には行きませんでしたが、近くでした。

買い物には不便かもしれないけれど、サントリーホールが目の前だなんて、こんな都心に住めたらいいのにな。部屋の窓からは、マンションがいくつも目に入ります。ここに住んでいる人たちもいるんです。朝、アークヒルズを散歩していると、犬の散歩をしているご近所の住人らしき方々とたくさんすれ違いました。子どもを遊ばせる場所なんかはあまりないから子育てには向いていないけれど、大人が住むのには素敵ですね。でもいったい家賃や家の値段がいくらぐらいなのか、想像するのも恐ろしいですけど。

夕方の6時半に、友達と待ち合わせるためにホテルのロビーに下りると、またまったく様相が変わっていました。ドレスアップした仕事帰りのような人たちでごった返しています。外国人もけっこうな比率で、ハグしたり握手したりしている人たちを見ているとアメリカにいるような錯覚が。そして6時半を過ぎるとその人たちはさーっとどこかにいなくなりました。高いヒールにつややかなサテンのワンピース、髪を結いあげてドレスアップした女性たちなんて、久しぶりに見ました。夕方のパーティに駆けつけた人たちがかもし出す熱気は独特な華やかさがあります。

週末には、結婚式がぎっしり。土曜日ぐらいから、若い日本人カップルとエレベーターで何回か一緒になったなあと思っていたら、日曜日の朝には、モーニングを着た年配の男性がロビーの椅子に座って紙袋の中を真剣にチェックしています。もしかしてこの人新婦のお父さん? お昼頃にチェックアウトのためにロビーにいると、エスカレーターで挙式を終えたと思われる団体がどどーっと下りてきました。その後、写真をみんなが撮っているのでちょっとのぞきにいくと、新郎新婦が花びらの舞い降りる中、階段を下りてくるところでした。一行がいなくなったあと、ホテルのスタッフが、透明な巨大ごみ袋に、床一面に散らばったまぶしいくらいにつやつや光る白い花びらを、一生懸命に片付けていました。

朝食を食べているときに、ドイツ人の小学生が20人ぐらいどどどっとやってきたこともありました。あれは修学旅行なのか、何なのか?? そうそう、地下のパーティー会場から、政治家の朝食勉強会が終わったあとのご一行様なんかも拝見しました。長妻大臣にすごく似ている人がいたような気がしたんだけれど、SPみたいな人が誰もついていなかったから、違ったんだろうなあ。

日頃アメリカの平穏な住宅街で静かに暮らしている私は、高層ビルや東京タワーの夜景、日本のホテルの食事やインテリア、そしてロビーを行きかうビジネスマンやパーティに向かう人々を眺めているだけで、充分に非日常に浸れました。子どもたちが思いっきり遊べる公園みたいな場所がないために、だんだんホテルに退屈してしまって、そのせいか私も疲れてしまったのも事実なのですけれど。諸事情により仕方なかったのですが、子連れに5泊はちょっと長かったですね。

ANAインターコンチネンタルホテル、お安くはないですが、地方から飛行機で来て、東京に2泊ぐらいするのだったら、東京らしさが存分に味わえて良いかもしれません。都心だけど、静かなんです。ホテルの中のレストランはあまりに高すぎですけど、まわりにリーズナブルなレストランや居酒屋、コンビニ、スーパーの成城石井アンデルセンなんかのパン屋さんもあるし。

コンシェルジュにも結構あれこれたずねたり、傘を貸してもらったり、冷蔵庫に入っていたドリンクが邪魔なのでどけてほしいとお願いしたら速攻でやってくれたりと、サービスも良かったです。

http://www.anaintercontinental-tokyo.jp/