音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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Sony MusicのT=SQUAREインタビュー

ソニーミュージックのページに、T-スクェアの新作についてのインタビューが載っていました。

http://6109.jp/sma_mpickup/?blog=65039

自分用メモも兼ねて、気がついたことを拾っていきます。

幕の内弁当かぁ〜。確かに、いろんな曲がバラエティ豊かに入っているから、それはいえてるかもしれませんね。

安藤さんが「ひっかかりのあるプレイ」をしたいと言っていますが、ひっかかりのある・・・。わかるような、わからないような。一瞬聴いたら「あれっ」と違和感があるけれど、なんだか気になるとか? エレキなんだけど端正で美しいギターを演奏する安藤さんだからこそ、キレイなだけでは終わりたくないということなんでしょうか。

バンドらしさの追求として、デモ音源をつくらず譜面だけでセッションしながら作り上げたという話も出ています。デモテープを作って選曲会議に提出というのは、確か80年代から続くスクェアのレコーディング方式だったと思うのですが、あえて作らなかったんでしょうか。ってことは、いちおう提出された譜面を全部演奏してみて、没にするとか追加で曲を作るとか採用とか決めたのかなあ。打ち込みの音があまりなくてライブでも再現できそうな曲が多いように感じたのはそのせい? 

河野さんが「アコピへのこだわり」を近年追求してきたそうで。確かに、ピアノをかっこよく使っていて目立ってます。和泉さん以来のアコピの伝統という面もあるし、和泉さんとは違った使い方も感じられるし。ポップな曲のなかに、きらきらっとピアノを響かせると、曲が華やぐ、そんな使い方が今回多いかなあ。でも河野さんってもともとエレクトーンの人だし、美しいタッチなんだけど、なぜかクラシックよりはロックを感じるような・・・。録音ではやっぱりスタインウェイじゃなきゃ、とか、こだわってたんでしょうか、和泉さんみたいに。河野さんもこだわりは相当なものだと思いますが、和泉さんの路線とは微妙に違う気もするんです。河野さんが普段どういうピアニストを聞いてどこに注目して何にこだわっているのか聞いてみたいものです。

ついでに、坂東さんを加入させる決め手になったのは何か? 作曲家としての才能には最初から気づいていたか? 坂東さんが成長いちじるしいとあちこちで語っているけれど、具体的に「おおっ」と思ったエピソードとか何かないのかなとか。則竹さんから坂東さんにドラムがかわったことで、バンド全体にどういう変化が起きたかとか。そうそう、河野さんや坂東さんがここまでスクェアっぽい曲を作ってしまうのを聴いて正直安藤さんは驚かないか、妙な気持ちにならないか、逆に、坂東さん河野さんは、「スクェアっぽい」ものが努力しないで自然に出てくるのかどうなのか、聞いてみたいことは次から次へと浮かんできますね。

こちらの記事のライターであるhirocoさん一押しの曲は、最後の「MJ」なんだそうで、レコーディングのときにも「珍しいソウルバラード」で、「独特の集中力」が要求されたんだとか。あまり派手派手しい曲ではないんだけれど、いま聴きなおしてみると、うん、ものすごく音数を絞っているけれどいいグルーヴです。渋くていい味が出ています。

hirocoさんは、静かな月あかりの夜の海のイメージだったそうで、それも確かに!! 当てはまりますね。私のイメージとしては、ライブハウス・・・今はなき六本木ピットインとか、高円寺のジロキチあたりで、ご飯を食べる暇もなく駆けつけたライブで、すきっ腹に水割りでも飲んで、リラックスしたところで眠さと疲労が急に襲ってきて、うつらうつらしながら耳に入ってくるギターが、あ〜やっぱり最高だぁ〜とかぼんやり考えているような、イメージですね。

おっと、ほとんど自分用メモ書きみたいな内容で、マニアックすぎかも。どうも失礼しました。

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