音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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日本から本が届いた!!

 年に4回ほど、実家の両親から日本の本を送ってもらっています。アメリカでも、サンフランシスコの紀伊国屋まで行けば買えるのですが、日本の2倍以上するんですよね。今回、のだめカンタービレの最終回をアマゾンに注文して、それが届いたらといって送ってもらいました。航空便で約17キロ、送料はなんと21700円! 本や雑誌が35冊、cdが2枚、干ししいたけとかふりかけ、せんべいなど隙間に詰められた食料品などが届きました。まあ、いうなれば個人輸入です。日本にいたときは、当たり前のように本屋に行き、立ち読みもし放題で目に付いたものを片っ端からチェックしていたことを思うと、ほんとに我ながらよく我慢していると思います。
 
 今回送ってもらったのは、ジャズライフなどの音楽誌、それから漫画の最新刊。のだめカンタービレ一条ゆかりのオペラ漫画「プライド」、山岸涼子のバレエ漫画「テレプシコーラ」。娘のために「魔女の宅急便」シリーズ、科学のアルバム「どんぐり」、それから漫画雑誌の「なかよし」。宮部みゆきの単行本、「名もなき毒」、これは職場によくいる出来が悪いけれどそれを自覚していない人の話から発展していくミステリーで、1晩で読んでしまいました。怖かったけど、面白かったー。それからCDは、桜井哲夫さんの最新ソロアルバム、ディメンションの最新アルバム。

 ディメンションはitunesでもダウンロードできるようなんですが、やっぱりずっと1stから揃えているので、ちゃんとしたパッケージで持っていたくて、わざわざこうやって送ってもらいました。
 
 ディメンションのほうをいま聴いています。相変わらずカッコいい、お洒落で都会的で、ほどよく刺激的なサウンド。さすがー。おーっとそうそう、則竹さんも参加してるんですよね。クレジットを見ないで聴いて、則竹さんかそうでないかだけ当ててみたら、結構当たりました。だから何? って感じですが、こういうのが楽しいんです。
最近は、ディメンションのライブサポートも則竹さんが叩いているんですよね。一度聴いてみたいなとずっと思っていたので、私が日本に帰ってからも、この組み合わせでやってくれないかなー。
 
 こんどの3月で渡米4周年になるわけで、まあさすがに日常生活には不自由しなくなりました。ほんとに。テレビを見ても、結構わかるようになってきたし、ドラマもものによっては字幕があればある程度楽しめるし。アメリカ人とも、聞き返されたりすることはあるけれど、話はできるようになったから、買い物とかお母さん同士のおつきあいみたいなことも、日本にいたときみたいな感じでできるようになってきたし。CDも、こっちのスムースジャズをアマゾンで注文しているだけでも、聴ききれないぐらい、素敵なアルバムがいっぱいあります。ファッション雑誌も、図書館でこっちのものを借りてきてあれこれ見ていると、楽しめるようになりました。本も、大人向けのハードカバーはさすがに楽しんで読むレベルにはいかないけれど、小学校低〜中学年向けの本は、面白く読めるようになりつつあります。いま家庭教師のギャラント先生とは、The Tales of Despereauxという、お姫様を守る騎士になることを夢見るねずみのデスパローが主人公のファンタジーを読んでいます。この本の著者はケイト・ディ・カミロといって、平易な表現でユーモアのセンスがあり、巧みなストーリー展開で、思わず読まされちゃいます。

 ・・・でもまだ、やっぱりこうやって日本語の本や雑誌、日本のCDが届くと、本当の自分に戻ったような気がするんですね。このあと日本に帰ったら、アメリカのCDや本、雑誌が恋しくなる日がくるのかなあ??
 そして日本の漫画を読みふける娘。彼女は3歳でアメリカに来ているので、人生の半分以上をアメリカで過ごしているのですが、やはり日本語の漫画を読むのがなによりも楽しいらしいです。駐在のお友達のなかには、日本語よりも英語の本のほうが好きになっちゃったお子さんもいたんだけどなー。この親にしてこの娘あり、なんでしょうか。