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音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

セミナースケジュールはこちらです。 山本美芽オフィシャルサイト

そんなに毎日焼いてどうするメロンパン

カリフォルニアの生活

 先週、ためしにメロンパンを朝食のために焼いてみたら、娘も夫もいつになくよく食べてくれて、おやつにもちょうどよく、あっという間になくなりました。そんなに人気があるのならと、じゃあ明日の分も、ああもうなくなっちゃった、じゃあまた明日の分もと毎日焼いているうちに、もう2週間、ほとんど毎日メロンパンを焼いています。
 
 アメリカに来て1年ぐらいは、自分で作るなんて考えられず、車を3時間飛ばして買いにいったサンノゼのパン屋さんで、1個2ドルも出して、1年ぶりだあーといって喜んで買っていました。それがあるとき日本人の奥さんたちのあいだでメロンパン作りが流行し、レシピはインターネットでいくらでも手に入るし、材料も特別なものはいらなくて、自分でも作れると判明してからは、時々作っていました。でもまさか毎日焼いてしまうようになるとは、自分ながらびっくりです。

 メロンパンは、クッキー生地の皮と、パン生地の本体の2層構造になっているので、クッキー生地は時間があるときに作って冷凍しておきます。そしてパン生地はパン焼き器にセットしておけばできあがり、できあがったらしばらくそのままほったらかしておいて発酵させます。12等分してクッキー生地をかぶせてオーブンで15分ぐらい焼いてできあがり。

 自分で焼くようになって気がついたのは、材料費がすごく安いこと。小麦粉にバターに砂糖に卵1個、アメリカだったら12個焼くのに100円とか200円ぐらいじゃ?? なるほど、これを1個100円で売れば、お店を出すぐらいの利益は出るかも。

 オーブンを開けたとき、熱気が飛び出してきたあと中をのぞくと、うすいクリーム色に色づいてまあるくふくらんだメロンパンがずらっと並んでいる、あの様子が、とても満ち足りた気持ちにさせてくれます。

 最初はなぜかべちゃっとつぶれた形でみかけが悪かったり、焼きすぎて色が濃くなってしまったりと失敗もありましたが、毎日焼いているうちに、焼き方をいろいろ工夫したら、ふっくら丸くできるようになりました。

 手間といえば手間なんですが、まあそんなに恐ろしい手間でもない。ご飯を食べ終わってから片づけの合間に、生地をこねて皮をのせて、砂糖をかけるのに5分から10分ぐらいです。こねてるのは粘土みたいなもので楽しいですし、娘と一緒にやっているので、半分は遊びですね。「ほら、メロンパン作るよ! 早く宿題終わらせないとー!!」みたいな、楽しいイベントをつくって宿題を頑張らせる効果もけっこう大きいかも。

 食パンを毎日ホームベーカリーで焼いていたので、パンの生地をセットして作るというのが、お米を研ぐぐらいの感覚でできるようになっていました。これが作る際の負担感軽減に大きく役立っているような気がします。自動的にできる小さな部分が増えるに従って、大きな単位で何かをすることが楽になっていくんでしょう。

 アメリカに住んでいるときはパンの達人で、毎日もっといろんな種類のパンを焼いていた日本人の駐在ミセスのお友達が、日本に帰ったらさっぱり焼かなくなってしまったという話もあります。お店にいくらでも売ってますから。
 
 そんなに毎日、メロンパンばっかり焼いてないで、英語の勉強がんばらないと、仕事はどーするんだ、メルマガも出さないと、どうするんだ〜と自分を叱る声もきこえてくるんですが・・・まあもしかして、逃げの一種かもしれませんね。