音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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1日15分以上読書させますと署名しました

 ついに今週から6歳の娘の小学校が始まりました。6月のはじめに夏休みが始まったので、うーむ長かった! 早いもので、彼女もアメリカの小学校1年生です。幼稚園のキンダーガーテンは小学校と同じ敷地のなかに、別の建物として専用の園庭もある別エリアとして区切られていましたが、1年生は他の学年と並んだ教室に入ります。日本と違って、教室3−4個がひとつの建物になっていて、その建物がいくつか点在しているんですね。

 我が家から学校までは歩いて五分ちょっとなので、1歳の息子をベビーカーに乗せ、娘と3人で毎朝歩いて送っていきます。4年生ぐらいになると、歩いてひとりで登下校している子も結構いるみたいです。もちろん歩いてこられない距離の子のほうが多いので、登下校の時間になると、学校の回りは
ものすごい交通ラッシュです。そのラッシュのさなか、道をゆうゆうと横断し、学校に着きます。

 8時27分にフェンスが開いて、校庭に生徒たちがどどっとなだれこみます。クラスごとに整列して、先生の許可が出たらリュックサックを地面(といってもアルファルトですが)に置いて遊んでいていいらしいです。この時点で私はお別れ。家にさっさと戻ります。

 10時半ぐらいにおやつ、12時すぎにお弁当、そして3時5分に終業、お迎えに行きます。ちなみに始業式などはいっさいなく、初日から3時まで授業がありました。クラス替えの紙などは前日に張り出してありましたけど。

 学校が楽しかったのかどうか大変心配でしたが、娘の様子だとなんだか大丈夫だったみたいで、ほっとしました。

 新学期おきまりのペーパーワーク、書類の山を娘が持ち帰ってきました。緊急連絡先に、うちの子について知っておいてほしいことを書き込むプリント、ディストリクト、たぶん市の教育委員会みたいなものですが、そこのポリシーいろいろ、インターネットをやっていいですという許可のサインをする書類、もろもろ。その中に、親は生徒をちゃんと毎日学校へ送り出して、勉強させる場所を家の中に用意して、宿題をやらせて、1日15分読書させることを誓います、とサインする書類がありました。

 そうかー、読書させることを誓わなければいけないんだ。
 ちゃんとご飯を食べさせて学校に連れて行って宿題をやらせるのが最低義務で、読書はもちろん大事だけどオプション? のような気持ちがどこかに残っていましたが、そうじゃないんですね。

 でも、英語の本を読んであげようとすると、いやだー日本語の本がいい、といまだにいっているのです、わが娘は。もうアメリカに来て4年目になるのに、しぶといな。

 仕方ないので、おやつを食べている最中に読みきかせをしています。1歳の息子も、おやつを食べている間は静かなので、この時間がいちばん落ち着いて聞いてくれるみたいです。
 
 というわけで今日読んだ本はこれ。


Olivia (Classic Board Books)
Olivia (Classic Board Books)
Ian Falconer

 みょうにプライドの高い子豚ちゃんのオリビアのお話です。私ってステキよね〜、こんなのできるわよ〜、という彼女の勘違いが多く、そうだね、とうなずきながらもなんだか笑えるのです。

 1ページに1−2行で、内容はやさしいです。たぶんアメリカの子どもだったら幼稚園向けで、1年生にはやさしすぎなのでしょうが、うちの娘にはこの本がいまちょうどいいみたいです。