音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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灯台の隣にあったヘミングウェイの家

マイアミよりもキューバのほうが近い、アメリカ本土最南端の島キーウエスト。ここにヘミングウェイの家が残されています。特に彼のファンというわけではないんですが、大作家がリゾート地に構えた仕事場と家はいったいどんなところなんだろう、というミーハーな好奇心で出かけました。彼はここからキューバによく釣りにいっていたんだとか。

ちょうど、ライトハウスコートという歴史のあるホテルに泊まったら、そのホテルの敷地から道をはさんで向こう側がヘミングウェイの家でした。

http://www.hemingwayhome.com/HTML/main_menu.html

白い壁に緑の屋根、緑の窓枠の二階建て。濃い緑の木々に囲まれて、庭には真水のかなり大きなプール。落ち着いているけれど重厚でもなく、リラックスした雰囲気です。

本宅のほうにはリビングとかキッチンとか、サロンとか寝室など普通のお部屋があり、裏にある離れの二階が仕事部屋に改装してありました。

明るい! 白い壁に縦長の窓がいくつも開けられていて、窓自体はそんなに大きくないけれど、あちこちから光が。部屋の真ん中に丸いテーブルがあって、そこにタイプライターがちょこんと置かれていました。鹿の剥製などが壁に飾ってあります。本もたくさんありましたが、壁中とにかく本棚ばっかり、本だらけというのでもなく、腰ぐらいの高さの本棚がいくつもあって、にいい具合に本がぎっしり詰まっていました。

ヘミングウェイは朝型だったそうで、朝起きて、この書斎に直行して仕事をしていたそうです。

庭や家じゅうのいたるところに6本指の猫ちゃんたちが。この猫ちゃんたちは、ヘミングウェイの飼い猫の子孫なんだそうです。

シンプルで、けっして華美ではないんですが、にじみでるような風格のある、いつまでもそこにいたいような、素敵な家でした。

ロケーションとしては最高だけど、うーむ、冷房がないとしたら、原稿を書くには、ちょっと暑いなあ…キーウエストは。3月下旬でもう真夏の暑さでしたから。だから朝に仕事をしていたのかも。でも、暑さなんて気にしないアウトドア派だったのかもしれませんね。カリブ海の自然が与えてくれるイマジネーションのほうが、ずっと彼にとっては重要だったのかな。

家の全体はこんな感じでした。