音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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ビクトリアのハロウィン

10月31日はハロウィンでした。ほんとうに旅程の都合で、たまたま私たち家族はバンクーバー島のビクトリアにいました。ブッチャートガーデンを午前に見て、クレイダーロック城というお屋敷を午後に見て、それから夕方の4時ごろ、オークベイというきれいな商店街のある高級住宅地に行ってみようかということで、ふらりと訪れたのです。

するとそこには、仮装した親子の7-8人のグループが、次々に銀行やら不動産屋、パン屋さんを訪れてお菓子をねだっている真っ最中だったのです。

念のため、娘の魔女の衣装をかばんに入れておいたので、さっそく取り出して娘に着せて、急遽ビクトリアの子どもたちに合流! いいんですか? 銀行のロビーとかに子どもが押しかけちゃってお菓子もらっちゃって…。と思ったら、玄関にはハロウィン参加店はかぼちゃポスターが貼ってあるので、遠慮なく行けるのでした。

かわいいお姫様ドレスを着ている子に着ぐるみを着せられた赤ちゃんに、長靴下のピッピと思われる三つあみヘアスタイルに左右違うしましまハイソックスで決めたティーンエイジャー。ディズニーやスパイダーマンなどの映画の影響が強いアメリカのハロウィンの仮装にくらべて、ちょっとイギリスっぽかったかも。

つきそいの両親たち、さらには祖父母まで、これまたほとんどみんな魔女だとか、アメリカ副大統領候補だったサラ・ペイリンだとか、かなり気合いを入れて仮装してました。

しかしびっくりしたのはパン屋さんにいったら take one! といって売り物の2ドルぐらいするスコーンを子どもたちに配ってくれたこと。パン屋さんだけじゃありません。焼き菓子を売っているパティスリーでは、卵白で作ったさくさくのおっきなクッキーをこれまた take one! といって、白い袋に包んで娘に渡してくれました。

3年前にアメリカに来たばかりのハロウィンでは trick or treat も言えなかった娘ですが、いまや見知らぬビクトリアの子どもたちに混じって、がんがんいろんなお店に入っていき、たんまりお菓子をもらってご機嫌でした。