「りんごは赤じゃない」の本で私が取材した太田恵美子先生がホームページをオープンしています。
http://home.e03.itscom.net/gdvi/index.html
2月にはサンパウロに出かけて講義をしてきたそうです。学生たちの食いつきは非常によかったらしく、太田先生の教育はきっと日本に限らず、どこでも必要とされているのだろうなぁと思いながらHPの写真を見てきました。
くしくも同じ2月、東京の名門私立中学校である桐朋中学校にて、「りんごは赤じゃない」が入試問題として出題されました。
問題が先日アメリカに送られてきたので読んでみましたところ、固定観念でものを見ること、そこから自由になること、自尊心とプライドの違いといった私が一生懸命考えて書いたテーマについて問題になっていたので、とてもうれしく感じました。難しいけれど、考えがいがある問題です。
受験受験、点数至上主義を批判していた太田先生の教育が、もっとも難しいグループの私立中受験の問題になったというのが、面白いところです。
なんのために学ぶのか、点数って何なのか、自分が生涯かけてやりたいことは何か。勉強に追われる受験生たちには、時々立ち止まって、そのこともぜひ考えてもらいたいですね。