アメリカでのバレエレッスン3回目でした。
ファーストポジションでグランプリエしたとき、先生のチェックが。プリエというのはスクワットみたいなもの。グランプリエでは、すごく深く地面近くまで腰を落とします。
私はこのとき、よっこらせっとかかとの上におしりを載せて体重をかけていたのですが・・・
そうではなく、おしりがかかとの上につく寸前で、止めるのが正しいんだそうです。それってウルトラ中腰!? ええええええ〜!?
いわれたとおりにやってみたら、一度で汗が吹き出し、足全体がぷるぷる震えています。先生は"beautihul!"とにっこり笑ってくださいましたが、ちょっとまってよー。私、ずっと1年ぐらい、このウルトラ中腰にすべきところをしないで、ラクをしていたわけ!!?? ショック・・・。
さらに、あるパを練習していたとき、手を横にすっと伸ばしながらやるのですが・・・
「手の位置はこうよ」といって、全体的に上に移動されました。肩から水平に横に伸びるな感じに、これまでより5センチぐらい上がったのかな? わずかそれだけ上に腕をもってきただけで、しんどいのなんの。腕もぷるぷる震えてきました。もしかして、腕の位置でも、私、すごくラクをしていたわけ!?
とどめは、立ち方です。センターに行ってクロワゼ(ちょっと体を斜めにして立つ)でかっこよく立ったつもりでしたが、先生が来て、姿勢のチェックが。どば〜っと英語で言われて、よくわからなかったのですが、"Do you have backache?” ・・・・バレエの先生ってすごいです。私の長年の背中の痛みを、立っているときの姿勢だけで見抜いてしまうなんて。"Yes"というと、「毎日気をつけてね、毎日よ」とおっしゃっていました。胃のあたりが前に出すぎなので、もっとうしろに引っ込めなければいけないようです。すると肩のあたりが猫背っぽくなるので、胃のあたりはうしろに引きつつ、鎖骨から肩のあたりは胸を張るように・・・ひぃ〜!!!!
基本的なことだけでも、マスターするのは何年もかかるんですね。でも、はじめたばかりの頃だったら、今日受けた注意も、何のことだかきっとわからなかったと思います。続けてよかった!
レッスン終了後に、スラリとしたうらやましいバレエ体型の東洋人のレッスンメイトとお話しました。20歳前後かと思っていたら、27歳ときいてびっくり。
彼女はフィリピンから来た子どものいない若きミセスで、バレエを始めて1年半。てっきり子どものときから続けてきた10年以上の経験者だと思ったのでびっくりしました。彼女は英語もペラペラなのだけど、フィリピンからこちらに来てまだ2年だとか。う、うらやましい・・・。
でも、「バレエ楽しいよね」「レオタードになると脂肪は気になるのよね。でも、そんなのはどーでもいいのよ!!!」と盛り上がりました。
といっても彼女には、ほとんど脂肪なんてない! 日本で習っていたバレエの先生みたいな体型なんですが。あーあ、アイスクリーム減らそうかなぁ・・・。アメリカでは、日本で売っているハーゲンダッツの800円ぐらいのサイズのものが、2.5ドルなんです。ついつい食べちゃってますが、だめだー、こんなことでは!!!!! 立ち方からやり直しだわ!!!!