音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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シンクロナイズドDNA@イクスピアリ

6月5日(日)、舞浜のクラブ・イクスピアリで行われたシンクロナイズドDNAの公演に行って来ました。
神保さん、則竹さんのライヴはもう長年通っていますが、この日はちょっとめったにないほどの素晴らしさで、圧倒的なものがありました。
まず、神保さんがトリガーシステムで演奏しているメロディ、曲が素晴らしい。これは改めて思いました。きれいでおおらかでエネルギッシュなメロディ。インパクトがあるけれど、とんがりすぎないシンセ・サウンド。やはりスムース・ジャズ系のソロアルバムをアメリカで出してラジオで流れていただけのことはあります、神保さん!

そして、トリガーシステムを含む神保さんひとりのドラム・パフォーマンスに則竹さんが加わることで、神保さんのメロディ部分はより高らかに、より自然にうたって、ビートはさらに強力になっていました。

なにより、大ホールではなくライヴハウス程度の空間で、間近にツイン・ドラムというのは、想像を絶する迫力でした。太鼓の皮やシンバルの振動が、手に取るように伝わってきます。4月に発売になったDVDで予習はしていたのですが、実際の音を経験してしまったいま、DVDとライヴではテレビの料理番組で紹介されていた料理を見ているだけなのと、実際食べるぐらいの違いがあるため、DVDを再生せず、記憶を頼りに余韻にひたっています。

ふたりとも、シンクロナイズドDNAというプロジェクトに全身全霊で挑み、そのすべてを心から楽しみ、味わいながら演奏しているようです。太鼓の音ひとつひとつに、生きる喜び、エネルギーがあふれていました。
これだけのクオリティの音のシャワーを浴びられたので、頑張ってライヴ行って良かった〜としみじみ。
感動を得るためには、労を惜しんではいけませんね。

今週末には地方ツアーが予定されています。回を重ねるごとにきっと演奏のすごみは増すでしょう。
これから行く方がうらやましいです。