音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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桜井哲夫さん「ジェントル・ハーツ2004」DVD!!

 聞き逃して「しまった・・・」と思っていたベーシスト桜井哲夫さんのライヴ。DVDが発売になり、やっと入手して、ゆっくり聴くことができました。
 デニス・チェンバースのドラム、そしてグレッグ・ハウのギター、小野塚晃さんのキーボードという編成。まあ、デニチェンさんの演奏はこれまで聴く機会が多かったので、すごいことはわかってましたが、ギターのグレッグ・ハウ。桜井さんが彼に惚れ込んでこそ、このプロジェクトが実現しているわけですが、いやはや、ロック的なアプローチが猛烈にカッコよくて、シャープで鋭い音色にノックアウトされました。これで難しいだけの音楽だったら私なんかは絶対途中で眠くなって飽きてしまうところですが、どの曲もメロディアスな要素がしっかりあるので、ちゃんとついていけるのがうれしい。それでいてポップすぎずに、刺激的なんだなあ。これは実際に聴きたかった・・・!
 JIMSAKU時代の懐かしいベース×ドラムのデュオ曲「ファイアウォーター」を、桜井×デニスという組み合わせで演奏していたりして。もともと神保さんのドラムで聴きなれている曲ということもあり、ドラムがデニチェンさんだと、とてもゆったり大きな感じがします。神保さんのほうが、もっと前へ前へ進んでいく感じだったな。それぞれの個性が面白いです。
 これだけのプロジェクトをやりとげたら、達成感あるだろうな・・・ぐっときちゃうだろうなあ・・・なんて思っていたら、ライヴの最後にそんな場面がありました。観ている私がぐっと来て泣けてしまったのですが、よく観たら桜井さもちょっと涙目になってましたね。