音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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ニコライ・カプースチン

 1月末からしばらく、怒涛のように次から次へと締め切りがあり、本当にありがたいことなのですが、本当に自転車操業・・・今日これ出して、明日はあれ出して、えっと、えっと、その先のことは、もうわからん〜!!!! という状態で走り続け、気がついたら1週間以上が経過。雑誌だけでなく、呉暁先生の単行本も仕上げていたので、もう、頭がショート寸前であります(笑)。けさになって、ようやく一段落。・・・ボーゼン・・・。結局チェルニー本より、呉先生の本のほうが先になっちゃったなあ。だけど、チェルニー本だけは、どうしても納得いくところまで、落ち着いてやらないと、気がすまないもので、まあしょうがないか、といったところです。
 で、タイトルのニコライ・カプースチン。まだお元気なロシア人の作曲家で、かなりジャズ色の濃厚な曲を楽譜に書いている・・・ジャズの人が楽譜に向かってソロ・ピアノ曲を書いた、そんな感じだという噂は聞いていたのですが、やっとやっとCDを手に入れて、ようやく聴くことができました。・・・あー、これはみんなハマるのわかる! 生まれてはじめてショパンや、ラヴェルや、ベートーヴェンや、ドビュッシーに触れたときのような感覚。しかも、ピアニストの川上昌裕さんの手によって、最近全音から楽譜も出たっていうじゃないですか。弾けるかどうかは別として、楽譜があって練習できるだなんて! 弾けなくても好きな曲の楽譜は持っていたいものですから、これは・・・。ダメもとで練習してみたいぞ、これは・・・。わくわくしてきました。