行ってきました、カシオペアの夏のツアー。例によって雑誌に原稿を書きますのでレポート的な要素はのぞいた雑感など。個人的には「オンエアって・・・椅子ないんじゃないの？ スタンディングだったらどうしよう」と戦々恐々としていたんです・・・。ところが入ってみればちゃんと椅子があって、スタンディングは１階席の後半って感じでした。運良く座ることができ、ほんと助かりました。
でも、こういう立ち見かもしれないような大きめのライヴハウスという会場だと、最近やっていた渋谷公会堂あたりとは雰囲気がちがって、熱くてテンション高めの「うぉ〜！！！！」(拍手）ってタイプの盛り上がり方。しかも時間がすごく長くて、曲も非常に多くて、これが25周年の老舗バンドの底力か・・・と、うなってしまったりして。
スクェアの伊東たけしさんが、野呂さんとの対談のときに、「カシオペアって結構ワイルドなんだってびっくりした」というようなことをおっしゃっていた記憶がありますが、この点は今回みたいに狭い会場のライヴだと、あらためて実感します。もう、合わせようとか、この曲はこういう路線で盛り上げようとか、そういう作為的なレベルをはるかに超越しちゃっている！ 気分とか感覚とか、音を媒介に本能的な部分でメンバーどうしのコミュニケーションが行われているような。この以心伝心な感じが、とっても自由で伸びやかな音楽になって、聴き手を開放してくれるんだなあ・・・なんて思います。やっぱりカシオペアはすばらしい！
