再結成というと、なんだか後ろ向きのように響くかもしれないけれど、
一番大事なのは、新しいかどうかじゃなくて、ミュージシャン側が
やりたい音楽であり、聴き手が心から聴きたい音楽である、
いかにその両方を満たしていくか、ではないかと思うのです。
私自身、現役であと何年書けるのか…なんて、平均寿命から引き算を
してみることがあります。人生という限られた時間のなかで
やれることは、とても限られている。
だからこそ、後ろ向きだと思われる可能性があっても
あえてやってみた、それが今回の「再結成ブーム」だったんじゃないかな…
このあたりは、完全な私の想像なんですけれどもね。
不景気だから、新しいことよりも再結成のほうがビジネス的にリスクが
低そうだとか、そういう見方も不可能ではありませんが、少なくとも
今年の日本のフュージョン界については、その動機だけで動いた…
とは、思えません。それだけじゃ、ライヴでのテンションが
あんなにあがらないはず!!