音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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発売中の「編集会議」に

編集会議という雑誌があります。これは編集者向けの業界雑誌なのです。
この雑誌、今月は小松成美さんが表紙になっています。
小松成美さんってみなさんご存知でしょうか。
私は、「りんごは赤じゃない」の担当編集者の郡司裕子さんが
小松さんの担当をされていると聞き、お名前を知ったんですね。
ある人に「郡司さんの写真が編集会議の今月号に載ってる」と聞き、
チェックしたら、なんと各社の小松さん担当が大集合した写真の中に
郡司さんが写ってたんです。

この4月に「りんごは赤じゃない」が校了になり、ヒマになってしまって、
「これからどんなものを書いて、どんな物書きになりたいのか
自分で全然ビジョンがない!!」と、あせっていたとき、ふと
「そうだ、小松成美さんの本を読んでみよう」と思ったのです。

代表作には、中田英寿選手を描いたノンフィクション「鼓動」、そして
衝撃のデビュー作となった「ビートルズが愛した女 −アストリット・Kの肖像」などがあります。

この本を読んで、はじめてスチュアート・サトクリフという脱退した初期メンバーの存在も知りました。本にはアストリットが撮った彼の写真が載っているのですが、それはそれは、息が止まりそうなぐらい、素敵です。

小松さんはアストリットに英語で取材のお願いの手紙を書いて、何度も断られて、それでもドイツ語の通訳を連れてハンブルグまで押しかけ(爆)、
150時間に及ぶインタビューを行い、さらに原稿は全部訳してアストリット
本人にチェックしてもらったそうです。

それだけ聞いても、気が遠くなるような取材費がかかっていることは明白です。通訳さんのギャラに、ホテル代、航空運賃…。200万? いや、300万? もっと?? 
「編集会議」のロングインタビューよると、なんと500万ほどOL時代のたくわえをつぎ込んだとのことでした。す、すごい大胆さ…。もう、それだけで私はめちゃくちゃ尊敬してしまいます。

…う〜む…話がとっちらかってしまいましたが、発売中の「編集会議」に
担当編集者の方が出ているので、興味がある方はどうぞ! ということが
言いたかったのと、最近小松成美さんにハマっていて、特に音楽ライターとしてはビートルズに関係したアストリットの本に感動した、ということがいいたかったんですね。