音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

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連休中に見た映画。

とはいっても新作じゃなくて、図書館で借りてきたものですが。
「シャイン」と「小公女」を見ました。
「シャイン」の主人公は
ピアニストで、コンクールで燃え尽きてしまい、精神病院に入院します。
なんだか身につまされる話で、ひとごととは思えず、切なかったです。
ピアノを弾くなんていう繊細な感性の要求されることを、極限状態
に追い詰められて競争しなきゃいけないことに、悲しくなりました。

「小公女(リトル・プリンセス)」のほうは、元気が出ました。
子どもの頃に読んだお話でしたが、セットや衣装、画面に流れる雰囲気が
とても美しくて、ほっとできる映画でした。
クルー大尉の娘でお姫様のように過ごしていた主人公の女の子セーラは、
お父さんが戦死して、小間使いのどん底生活を送ることになるのですが、
そうなっても気持ちだけはお姫様。威張り散らす高慢ちきなお姫様じゃなく
て、人間として尊敬できるようなふるまいをします。
子役の女の子がまた、可愛くて毅然として、チャーミングで、見事な演技。
逆境に置かれたとき、その人の人間性や品性がわかるんだよなあ、願わくばセーラのようにありたいなあ…とつくづく思いました。

どうやら私は、悲しいストーリーや厳しい現実を切り取ったものでは
ドドーンと落ち込んでしまうので、困難にめげずに打ち勝って
ハッピーエンドになるもののほうがほっとできるみたいです。
これからノンフィクションを書くときでも、「こんな悲しい事実が」
「こんな悲惨なことが」…ということは他の人にお任せして、
「こうすればこんなに楽しいことが」「こうすればうまくいく」…という、ハッピーになれるものを書きたいなぁ。

そんなこんなで、音楽とも原稿ともちょっと離れて、リフレッシュした連休でした。