音楽センスを伸ばしたい!

音楽ライター山本美芽による、ピアノレッスンに関する取材日記です。

セミナースケジュールはこちらです。 山本美芽オフィシャルサイト

新人を応援してあげよう、という方は(1)

本が発売された瞬間の売れ行きは、ベストセラーになれるかどうかの
ひとつの鍵になります。
いくらすばらしい本でも、売れ行きが悪ければ、
人目に触れる機会を持たずに姿を消していきます。
悲しいけど、そういうことのほうが多いのが現状です。

最初に刷った数千冊が完売しない場合、出版社には赤字と在庫が残ります。
そうなると、次回作の話は来にくくなります。
したがって、重版になるかどうかがは、作家生命の分かれ道にも
なるのです。

そこで、わざわざ私の日記を読んでくださる方は、
山本美芽の文章が面白い、と多少でも思ってくださっているはずであると
仮定して、普通は親類やお友達といった関係者に、何をお願いしてるのか
ちょっとご紹介してみます。

今回の本は1400円ですが、同じ1400円を使っていただくにしても、
いろいろな方法があります。

「買ってやってもいいぞ」と思われる場合、
書店で見つけたときに買っていただく。これは本当に御の字です。

発売日に買っていただくともっと御の字。
ありがたさ10倍って感じです。
はじめの動きがよければ、書店さんから注目してもらえるからです。
もちろん私と太田先生は、発売日には都内の書店を行脚して買ってまわる予定です(笑)。
(中には、アルバイトを雇ってそういうことをするライターさんもいるようですが)

さらに、ウルトラ御の字のケースは、
発売前に、書店に予約を入れてもらえること。
こうなると、同じ1冊のお買い上げでも、
ありがたさ100倍だったりします。

というのは、予約などが入ると「前評判のある本みたいだ」ということで
沢山仕入れてもらえて、平積みにしてもらえる可能性が高まるのです。

いまは、書籍の出版点数が多くて、発売されても、大型書店以外には
並べてもらえないことも珍しくないご時世なので、本屋さんに並べて
もらえるだけでも凄いことですし、平積みなんていったら、
ブラボー!! の世界なんですね。

友人・親戚なみに応援してあげよう、と思ってくださる方は、ぜひ、
このような事情を頭に入れていただけると幸いです。